エイガスキー

君を想い、バスに乗るのエイガスキーのレビュー・感想・評価

君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)
3.0
男女が駆け落ち同然に彼の地を去り老人になるまで一緒に過ごし女性の方が先に亡くなって男性は女性と交わした約束を果たすため遠い遠い場所へとバスに乗って旅立つ。

上記のあらすじを最初の冒頭5分くらいでセリフも少なめに説明するというとても美しい導入だった。

旅の途中で様々な出会いと人の善意や悪意に晒されていく、言ってしまえばよくあるパターンのロードムービー。
その旅の途中でだんだんと男女の関係や交わした約束がなんだったのかが提示される。
これもセリフを使って説明するのではなく、1シーン1シーンを切り取って視聴者に見せていく感じで、しっかり視聴者を信用しているなと思った。
静かな映画だった。

主人公のおじいちゃんは特殊メイクをするでもなく本物の俳優さんらしいが、さすがにヨボヨボすぎ(過剰な演技)なのでは……とも思った。