エイガスキー

デリシュ!のエイガスキーのレビュー・感想・評価

デリシュ!(2021年製作の映画)
3.0
時は中世ヨーロッパのフランス革命前夜、まだ料理は貴族のものであり民衆は空腹に耐えていた頃、創作料理の材料を巡って貴族の怒りを買い城を追い出された腕のいい料理人が実家のある森で失意に落ちていたが未来志向の息子や弟子にしてくれと尋ねてきた謎の女性と一緒に世界初のレストランを開く。

あらすじや作品紹介を見るとすごく面白そうだったが、実際見るとそうでも……。

前に進もうとすると何かしら邪魔が入るいつものパターンでだんだんイライラしてくる。
また主人公の料理人の世界が狭くいつまでも拗ねているだけで、実際にレストランの開業に貢献しているのは息子と弟子の女性で、知らないうちに周辺の村人も参加していて「いつの間に!?」となる。
もっと周囲の村人と打ち解けるシーンとかがあれば良かったのに。

料理を手際よく淡々と作る絵は良かった。
まさにヨーロッパと言えるような庭に机と椅子を並べて青空の下で食事する様子も良かった。

しかしなんで、映画で見る貴族ってのはああも下品なのか……?