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この子は邪悪のhideharuのレビュー・感想・評価

この子は邪悪(2022年製作の映画)
2.9
2022.09.04.ミッドランドシネマ2にて鑑賞。ムビチケ利用。

予告編を見た時に少し笑える感じのミステリーなのかなって印象を受けた。
宣伝文句にある「想定外のラスト」と言うよりは「こんなこと有り得ない」でしょと少し引いてしまった。

個人的には序盤から中盤まではなかなか良かったのでラストで「そんなバカな」って騙された感じがしました。映画や物語なんだから有り得ない設定でも多少は受け入れないといけないと分かってはいても淡々と描かれる日常が割と地味なので余計にオチに違和感を感じてしまったのかも。

精神を病んだ母親を持つ少年が自分の町に住む精神疾患の患者や彼らのかかっていた精神治療院をリサーチしている。そんな中である古ぼけた治療院を見つけ、そこに住む少女と以前遊んだ記憶が蘇りその治療院に興味を持ち深入りをしてしまう。

火傷を負った顔を隠すためにいつも仮面を被っているヒロインの妹がやはりインパクト強めで、顔は映らないですが食事のシーンは見ていて気持ちの良いものではないです。その辺は上手いなって思いました。
タイトルの「この子は邪悪」って誰のことを指しているのかと思いましたがなるほどねって感じ。

日本では大昔にテレビでのみ放送された「I was a Teenage Werewolf」というB級ホラー映画があるのですがそれのテレビ放送タイトルの方がこの映画にはマッチしていると思います。まあネタバレなタイトルになりますが。
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