これめっちゃいい！劇場見逃ししまった！！ゲオの準新作100円セールにてようやく鑑賞。とにかくカーレースの映像がド迫力でめちゃくちゃ見応えあります。さすがドリフトキングの土屋圭市監修。加えてストーリーも結構良。
きっかけは脚本の作道雄監督の作品を観たことがあったから。「神さまの轍」という自転車レースものだったので、レース感が似てるから起用なのかな…？と思って観始めました。結果、多分間違ってはいなかったのですが、普通のカーレースかと思っていたらドリフトチームの話だったので、そこはちょっとビックリしました。
ドリフトについては、おしり(後部)をブンブン振ってる、くらいのイメージしかなくて、そんなレースがあることも知りませんでした。でも、学生時代に車好きなクラスメイトが居て、土屋圭市さんの名前は聞いたことがあったような…だから、なるほど！とは思った。
ドリフトって、動きが凄く映画向き。
要は車体の向きがガバっと変わるので(カーブを曲がるときなどに)、それを正面から捉えると、車自体がめちゃくちゃ恰好良く見えるんですよね。
日頃、車に関心のない私でも、かっけ――！！ってなった。
車好きにはたまらない映像なのでは…
(ちなみに私は車好きではないけど、運転はします。田舎なので車が無いとどこにも行けないし、わりと長距離運転することもあります。なのでドライバー目線では観てるかもしれません。運転自体は結構好きです。へたくそですが…)
ストーリー自体はまあ王道っちゃ王道なんですが、私はラストがかなり好きだった！とにかく吉川愛ちゃんがめっちゃ可愛いです！最近お気に入り。観るたび印象が違う彼女ですが、話し出すと安定の吉川愛ちゃん(褒めてます！)、大好き。
あと、公開当時、野村周平くんもドラマ「ゴシップ」を観ていてかなり印象良くなっていたので、それもあって観たいと思っていた作品でした。確か野村くんは不祥事(？)で一時期海外留学していたと思うんですが、復帰作だったような…？(映画では。ドラマはいくつかあったみたいですね)
そのイメージもあったせいか、かなり台詞が少ない役だな…これは意図的なのかな！？とちょっと思いました。彼も演技はかなりうまい印象なので、喋らなくても全然いけるんですが(だから彼を起用したのかな？と思うような役でもある)、少年ぽさが想像以上に似合ってました。
個人的には本田博太郎さん演じるメカニックの葛西さんのキャラがめちゃよかった！ちょいちょい愛らしいとこ見せてくる^^
劇伴が時折英語詞の歌がかかっており、迫力ある映像と相まって、ちょっと洋画味。あと、主人公がeスポーツ(ゲームのレース)で日本チャンピオンを獲った経歴を持っているのですが、彼目線のレース中の視界が時々eスポーツの画面に切り替わるのがとてもいい感じでした！実際にeスポーツからリアルのレースに転身する人は居るのかな…？劇中で何回か「海外ではある」と言っていたので、本当にそうなのかもしれない。だったらかなりカッコイイ！
今、若者にはあまり車って人気ないと聞くような気がするのですが(元々が高価だし、昔と比べて低所得の若者が増えているから…？ステータス感を求めている人も減っているような？あと、趣味のジャンルが広がりすぎている。車以外に目を惹くものがたくさんある)、eスポーツと絡めることによって、そういう若年層への購買意欲の喚起、とまではいかないけれど、少しでも興味を持ってもらえたら…という背景はあるのかも。
(ちなみに製作協力に電通が居たせいもあって、そんな事を思った)
カーレースの映画って初めて観たかもしれない。
なんていうか、職人なんだなぁ…！と思った。
その道を究めているプロ。
チーム制なので、そういう意味での胸アツ感もある。
単なるカーレースものだと思って観るのを避けている人が居たら(少し前の自分だったらまさにそうだったと思う)、勿体無いかも。おすすめです！
(余談)イオン配給の映画は実は結構良作があるような気がする…
確か「きさらぎ駅」もそうだったんだけど、同じく見逃してた。しかも同時期！
せっかく最寄りがイオンシネマなのに！！
これからちょっと気を付けてみよう…
