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オードリー・ヘプバーンのshuntaのレビュー・感想・評価

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)
5.0
オードリー・ヘプバーンの生涯を
音声や当時の写真、映像、家族や友人の
インタビューを元に構成された
ドキュメンタリー作品。

チャーミングで誰からも愛された世界的な
俳優として誰もが知っている人。
昔の写真や映像なのに色褪せない魅力。
身に付けている服は普遍的なシンプルな
デザインで時代を感じさせない。
とにかく素敵な方です。

その彼女の一生を生まれやプライベート、
子育てや家族、最期までを作品でみて、
その魅力は見た目から生まれたものでは
ないのだと気づかされました。
芯の強さ、それが培われたであろう、
幼少期の大戦。家族との別れ、たくさんの
人に愛されていたのに、パートナーから
愛されない苦しさ…。
追い求めてきた幸せの形と全然違う形に
なる辛さ…。

たぶん大スターでも悩みはみんな一緒。
そんなところに人々は知らず知らずに
心を寄せていたのでと感じます。

最後にユニセフへの貢献のシーンは、
本人の信念や執念を表情から感じ、
涙が溢れてきました。人生の終盤に、
身を捧げようと思えるような経験をした
ことは、すごいことだし、人間を愛した
姿に感動しました。

自分もいやいや働いているが、そのうち
人生のお役目だと思い、生涯を掛けるような
社会的な使命に出会えるのだろうか。
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