余命わずかの肥満の男を描いたヒューマンドラマ。
ブレンダン・フレイザーが主演、セイディー・シンク、ホン・チャウ、タイ・シンプキンス、サマンサ・モートンが共演。
チャーリー（ブレンダン・フレイザー）は、体重が272キロもある肥満体で歩行補助具がなければ自力で歩くこともできない。血圧は238/134もあり、病院に行かなければ死んでしまうほどの重症の心不全を抱えていた。彼は大学のオンライン講座で教鞭をとり、自宅からネットで講義をしており、学生には小説”白鯨”に関するエッセイを書くことを課していた。
そんなチャーリーの家に、宣教師（タイ・シンプキンス）と知人の訪問看護師（ホン・チャウ）、離婚した妻が引きとり別居中で高校を停学になった17歳の娘（セイディー・シンク）、さらには離婚した妻（サマンサ・モートン）が訪ねてくる.....
鯨のような巨漢の主人公が、自宅の一室で、複雑かつシリアスな人間ドラマを繰り広げるワンシチュエーションドラマです。
彼はあることがきっかけで過食症になって太り出し、病院での治療を拒否し、宗教に頼ることなく、一人死を覚悟して残された短い余命をあることに費やしていく。
彼は何故命にかかわるほど太り、そして死を間近にして何を求めるのか？
最後に彼が見たものは果たして何だったのか....
第95回アカデミー賞で主演男優賞、メイクアップ＆ヘアスタイリング賞を受賞（2023年）
