オリエント急行殺人事件の次男のレビュー・感想・評価

あ、これは無いわ…。
ポワロのキャラクター、密室劇か映像の美しさか、解決へのフロー、多くの違いは好みだとしても、ラストが無さすぎる…。そこにドラマ性とその決着への配慮があった2017年版の方が、圧倒的に映画としても物語としても優れていると確信するので、もし未見の人がいたら僕は最新版を勧めると思う。

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という感情論をさておくなら、シドニー・ルメット版は「事件」を描いて、ケネス・ブラナー版は「ポワロとドラマ」を描いていたという印象。