磨

今夜、世界からこの恋が消えてもの磨のレビュー・感想・評価

3.7
電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞した一条岬の同名小説を実写映画化。

ある時点からの記憶を失ってしまう難病〈前向性健忘〉を患うヒロインと、その彼女を支えようとする主人公が織り成す淡く切ない恋を描いた恋愛映画。

なにわ男子の道枝駿佑と福本莉子(TOHOシネマズではお馴染み)がW主演。

原作も全く知らなかったし、まぁ邦画の恋愛映画だろ‥と軽んじてたけど、スンマセン、かなり良かった(笑)
内容はネタバレにかかってくる部分が大きいのであまり言えないけど、主演の2人も見事な演技だったし(頼りない感じが逆に良かった)、それを支える実力派の古川琴音や松本穂香の演技がまた泣かせる。全体的な構成もかなり上手かったと思う。

監督は邦画恋愛作品の担い手の一人、三木孝浩。監督作品に好きなものも多く、後で考えたら高評価も納得かも(笑)
それだけではなく、脚本に「キミスイ」の月川翔と「明け方の若者たち」の松本花奈、音楽も「糸」の亀田誠治が担当と、かなり力を入れた作品だと言うことがわかる。


三木孝浩監督はこの後の待機作に「TANG タング」(8/11)と「アキラとあきら」(8/26)が…。
本作も興収良さそうだし、上記2本も宣伝などの多さから頑張りそうだけど、隔週ずつの公開でひと月で3作品とはスゴいですわ(笑)
磨