このレビューはネタバレを含みます
映画を見るときは何もあらすじ等を見ない主義の上ポスターもシンプルな映画だから見てる間ずっと思ってたのと違う！！って思ってた。
チンパンジーの映画だとばかり…。
いきなりAKIRA練り込まれたとき映画館じゃなかったら爆笑してた。
見てて思ったのが新訳宇宙戦争（原作小説準拠）感。
いままでのジョーダン・ピールの映画の中だと1番映画です！エンターテインメントです！という内容な感じがした。
宇宙人の形態とか在り方自体はシンプルなのが理解できなさを上げてて良かったな。
あと、いままでは黒人と差別をガッツリ置いてたけど今回は匂わせにしたんだなあと思った。
はじめのスタジオのところも黒人だからOJが舐められてるんじゃなく新人で父親より信用がない、代わりに動物だからってバカにされてるのは馬、みたいな。
チンパンジーはアジア人的にも猿を使って他人の消費物になるものの反乱の描き方として凄いなあと思った。
それはそれとしてめちゃ怖かった。
殴り殺したあとに帽子を取るチンパンジーの動きがものすごく人間っぽい感じだったからこの映画のオチは宇宙チンパンジーなのではってかなりギリギリまで疑ってた😏
宇宙人は単にごはんごはん！だったのね〜
普通にストーリーはちょいちょい意味わからんかった🤣
「AS」も結構いろんなところなんでそうなる？って感じだけどこっちもなかなか…
面白かったけどなんで？ってなるところが多いね〜
これは解説されても納得できない気はする。
①いままで馬でよかったのになんでいきなり人間を一気に食べるように？
→夜にショーをやって試しててそれは馬でやってたんだよね？
昼にショーをやった時にドカ食いし出したのは何故…？呼び出せたのは音なのかな。
②なんで第二形態になったん？
→怒ったりするタイプの知能じゃなさそうだったけどカメラマンおじいちゃん食べた後何故変身を…？
いままで全部吸引してたのに…
③ゲロ吐くな
→なぜいきなり家に着いた瞬間ゲロ吐き出したの🎶過食嘔吐か？
④牧場主周り
→たぶん幼少期出演した番組で自分だけがチンパンジーと意思疎通できた成功体験からそういうスリルとか興奮に取り憑かれちゃったって感じ？
ショーにきてた車椅子の女性は顔が削られてたからたぶん同じ番組にいた女の子でチンパンジーのブルーノの話を元にしたのかなって思ったんだけども。
もうちょっと詳しく知りたかった。
チンパンジーの反逆の話すごい良かったからこっちもっと見たかったな〜
エンジェルが生きてたのが1番良かったね〜！
たまたまブルーシートが飛んできた時のヨシ！！感
鉄柵巻き付けて生き延びた時もヨシ！！って思った。
映画好きおじさんが映像を求めて死んだのも、時速100kmで突っ込んできてあの大怪我しながらずっとカメラ！カメラ！って言ってたのもすごく印象的。
特に記者の方はこういうキャラって調子乗って突っ込んできてイテー！俺を助けろー！とか言いながら死ぬものじゃない？
ずっとカメラ！って言ってて見捨てられた時もカメラ！って言ってて良かった。
監督が思う映像制作側の人間の理想とかイメージなのかな。
色々よくわかんないところあったけど、Gジャンの名前をつけた宇宙人、兄妹の「see me」のジェスチャーでとりあえずここまで話わかってない人にも無理やり""理解""と映画の締めをつけてきたの強くて良かったね。
差別の問題や諸々演出したいものをただのホラーやスリルだけで終わりにしねぇ！みたいなパワーを感じて良かった。
多分チンパンジーに気を取られすぎてチンパンジーの話もっとくれくれしてしまったのは私が特殊ケースなのかな、感想とか見てる感じ。
面白かった〜
ジョーダン・ピールの映画が好きで今まで見てきてるか、映画を視聴しながら考えることが好きな人にはおすすめしたいな。
ホラーが好き、SFが好き、くらいだとそれ以外のパートが多いからあんまり勧めないかも。
私がジョーダン・ピールの映画が好きな理由のひとつにポリコレと差別問題の提起のために黒人を起用してるのを画面外に滲ませてないところだから今回もそれが強くて良かった。
話の筋として必要でそのキャラクターが出てくる方がメッセージも説教臭さも受け取りやすいと思うな。
白人の女の子への加害性やばいな…とは多少思うけど。
面白かったけど、メッセージ性とかそういうところを楽しんでてストーリーはそんなに楽しめなかったかもなと思った。
もうちょっと話にまとまりが欲しい。
面白くない映画なんじゃなくnot for me的な方。
