映画のクライマックスが「撮る」というところに置かれていることが非常に現代的だよなあと。
「生き残れるか」とか「相手を倒せるか」じゃないんだよね。それを「撮れるかどうか」。
Instagram、Twitter、TikTokのこの時代には撮られていないものは存在しないに等しい。
「ゲット・アウト」以来のダニエル・カルーヤ主演。彼は白目がいいんだよね。暗闇を覗く白目。監督も間違いなく、それを狙って撮ってるよね。
エムの突然の金田バイクのスライドブレーキは笑った。
ちょっとエヴァの使徒っぽい例のやつも特撮っぽくて、それゆえの幾何学的な美しさだったり、質感の気持ち悪さだったりが堪らない。