wasaviさんの映画レビュー・感想・評価

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劇場3:DVD7の割合で鑑賞。
ジャンルは雑食。恋愛映画はあまり観ない。
暇を見つけて過去に観た映画の感想も書く予定。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.1

前半のハイテンションっぷりはほんと見事だった。テンションというか熱量が一定の閾値を超えてくると、えもいわれぬ感動が催すんだけど、そういうシーンが一つでもあった映画はそれだけで観てよかったと思える。>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.9

すごいクラシカルな絵を積み重ねて、ここまで緊張感を高められたのはほんと偉業だと思う。メル・ギブソンの演出力はほんと間違いがない。冗談じゃなく『プライベート・ライアン』以来の興奮を味わえた。もちろん、デ>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.2

これも感想残しとくの忘れてた。

『四畳半神話大系』のスピンオフ的な作品なんだけど、今作がクレヨンしんちゃんDNAが1番濃い印象。

下品でオフビートギャグ、ハイスピードで次に何が起こるのかさっぱり予
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.8

アヌシー取って凱旋上映のおかげで観ることができた。なむなむ。

まず第一印象、『崖の上のポニョ』感が尋常じゃない(笑)
ルーの喋り方やら、町が水没する展開。ワルキューレの騎行が流れるとこなんか分かる人
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.9

SFなんだけど、今度公開される『ブレードランナー2049』なんかと比較すると(あくまでも予測だけど)SFの硬度というか濃度はあまりなくて、どちらかというとヒューマンドラマの色が強い。描かれる社会もあく>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.1

いろいろ残したいことはあるけど、とにかく書き残しときたいのが『Mr Blue Sky』のオープニングの多幸感。タイトルが映し出されて、ストップモーションからイントロのトーンが変わる瞬間涙が溢れそうにな>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.2

エキスポIMAXで鑑賞。ちょっと遅れて入ったら、もう本編が始まってる感じでやばいやばいと急いで席座ったら初っ端からIMAXカメラ全開で、めちゃくちゃ音うるさくて、おぉこれは期待できるなぁ、けどこの監督>>続きを読む

東京無国籍少女(2015年製作の映画)

2.3

押井守の実写共通の問題に共通としてあるのが演技指導の欠落だと思うんだけど、清野菜名はほんと演技がうまいから、押井守のもとでもちゃんと映画女優としての素晴らしい演技を魅せてくれる。『パトレイバー』の真野>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

オープニングの熱湯による拷問のシーンは縦の構図でいわゆる映画的で圧巻な絵作りなんだけど、その後は小林正樹か溝口健二かっていうくらいシンプルな構図を積み重ねていく。

靄の中進む舟は『雨月物語』、足元が
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海街diary(2015年製作の映画)

3.6

エロい!この一家とにかくエロい!!

こんな家どこにあるんだよ!!


是枝さんってこんな変態性持ってたんだっていうね。
なんか、昔の松竹映画みたいな人生の細かい機微を描いた映画を作りつつ、さらっと人
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.7

日本史上もっとも大きな物語が支配した時代に小さな物語を描く。

『火垂るの墓』と『ホーホケキョとなりの山田くん』を足して2で割ったような映画。

今までこういう気持ちから戦争の暴力性に虚しさを覚えたこ
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.3

逃げた魔法動物を捕まえる話をサイドに起きつつ、「オブスキュラス」によって街を混乱に陥れる犯人とその動機を探るミステリーものをメインに物語が進行していく。

メインの方は面白い。「オブスキュラス」があら
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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

2.3

前作とまったく世界観も変わってしまい、クラシカルでウェルメイドな作りから、一気に量産体制に振れた感じにちょいとがっかり。

それこそ、ジョン・ウーの『M:I2』を観た時のような感覚。まぁ『M:I2』は
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.4

乾いた荒野にテッカテカに黒光りしたシボレーのSUVが規則的に列を成して乗り込んで行くあのシーンだけで完全に痺れた。
ロジャー・ディーキンスの絵作りも相変わらずビンビンにきてる。


『ノーカントリー』
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.9

ラスト30分の文字どおり「希望」を繋いでいく展開は今年一番の盛り上がりになった(僕の中で)。また、シリーズ通して最恐のダースベイダーを観られたこともほんと最高だった。

過去のスターウォーズ作品の中で
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君の名は。(2016年製作の映画)

2.9

キャラクターを動かすということにまったく興味のなかった(もしくはその能力がなかった)新海誠が、作画監督の安藤雅司を筆頭に作画と動画にジブリ一派を手に入れ、黄瀬和哉や沖浦啓之といったIG勢も迎えて、もう>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.3

3才から平成ゴジラを観て育ってきて、vsデストロイアでメルトダウンするゴジラを観て映画館で初めて号泣したくらいゴジラは昔から好きなんだけど、正直今この歳になって平成ゴジラを観てもまったく琴線に触れない>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.1

松竹映画でこんなに客が入ってるの久しぶりな気がする(笑)
『君の名は。』が同時期上映じゃなかったら、こっちが100億越えしてたかも。

『君の名は。』は写真のトレスやそれに近い手法により実写にも匹敵す
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キッチン・ストーリー(2003年製作の映画)

2.8

独身のおじさんのキッチンでの行動を観察するために、研究員のおじさんがやってきて、1日中観察してるというコントのような設定の話。さらに、観察期間中はおじさん同士口を聞いちゃいけない縛りがあって
ただ、互
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ノック・ノック(2015年製作の映画)

3.4

極端な話「演技」ってものをほとんどしたことがないんじゃないかってくらい毎度一本調子なキアヌ・リーブス。そんなキアヌも今回はいろんな表情、演技を見せてくれる。

ミヒャエル・ハネケの『ファニーゲーム』を
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エベレスト3D(2015年製作の映画)

2.3

これは映画館で観たら凄かっただろなぁというのと、けど、映画館で観るほどのもんでもないかなぁというなんとも言えない気持ちにさせられた映画。

やっぱり実話を元にしてる映画って、起こることすべてが「実話な
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レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

4.1

いいアニメなんだけど、完全に鈴木敏夫と高畑勲の暴走だよね(笑)
これを東宝の配給でシネコンを中心に100館以上で上映させちゃうんだから。どう考えてもこの映画シネリーブル案件でしょ。

この間の『ガルム
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.1

最初のヴィランズの紹介はすげー楽しかったんだけど、なんだろ、みんながみんな「普通ワナビー」に収束していくのがなんともがっかり。
そういう意味ではジョーカーのトリックスターとしての存在がありがたい。
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

2.8

ジョン・グッドマンのファンとしては見逃せない映画だった。そして、ある程度の満足を得られたと思う。

ガサツで神経質な面倒くさいデブを演じさせたら、彼の右に出る者はいない。耳から汁が出そうな気持ち悪さを
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Seventh Code(2013年製作の映画)

2.3

オープニングのトランク引きずって車を追いかけるシーンが明らかに黒澤明の何かの映画のカメラワークそのまんまなんだけど、さっぱり思い出せない…

けど、こんな巨匠が無邪気に昔の映画のオマージュを放り込むあ
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

4.4

一見ありがちなサイコホラーなんだけど、香川照之の演技と黒沢清の演出で途轍もない傑作に仕上がってる。

黒沢清は『CURE』の頃から「音」の演出が抜群に素晴らしい。主人公が真実に近づくたびに物凄い重低音
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遠雷(1981年製作の映画)

3.9

団地の真下でやってるビニルハウスのトマト農家の話。団地が「都市」を象徴してて、その波に必死に適応して生きていく主人公。

なんとかその波を乗りこなすトマト農家は端から見てるとすごく奇妙で可笑しい。バリ
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悲情城市(1989年製作の映画)

3.1

戦後直後の台湾で起こった二二八事件を描いた話。

簡易なセットしか作ってなかったのか、いくつか舞台となる空間があるんだけど、いつも同じレイアウトでカメラはフィックスで退屈。まるで、朝の連ドラを見てるか
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.6

アメコミ映画もここまできちゃったかという境地。また、ああいうヒッポホップノリのアメコミって意外となかったなと。そして、クズの純愛というのはいつ観てもグッとくる。

映画の内容は『96時間』のことをバカ
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ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)

4.4

シンプルに信仰の話。スタジオのオーナーを「神」として描き、「神の不在」とそれに伴うエディの「信仰の揺らぎ」を描く。
中盤でカトリックとプロテスタントとロシア正教会とユダヤの代表にキリストについて語らせ
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ガルム・ウォーズ(2014年製作の映画)

2.7

カナダで撮っても押井守は押井守だね。
大テーマは『攻殻機動隊』からひっぱてきてる。簡単に言っちゃえば、記憶と自我の所在に関して。ネットとか外部記憶装置みたいなことがSFとして新鮮さをもってた当時は斬新
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光にふれる(2012年製作の映画)

2.9

友人に勧められて鑑賞。この映画、盲目のピアニストが本人役で出演してるんだけど、そのピアニストが友人の女性からサポートを受け、その友人の女性はピアニストの姿に影響を受け、それぞれの夢に一歩踏み出すという>>続きを読む

ズートピア(2016年製作の映画)

4.0

優秀だよね。優等生的というか、映画学校で100点満点がもらえそうな映画。テーマに現代性をもたせて、シリアスなことを扱いながらエンタメを両立してる。差別の根源は「無理解」とそれに基づく「恐怖心」だっての>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.2

エキスポのIMAXで鑑賞。最近、エキスポ行き過ぎな気がする。

前作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』から作風、画面の色調が一変して、シリアスな過去のイニャリトゥ作品っぽさが戻って
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.7

教会の圧力と戦う映画かと思いきや、ブン屋の連携プレーを楽しむお仕事映画だった。

映画の99%が会話で字幕を読むのがほんと辛かった(笑)

終盤に明かされるロビーの過去もあれだけど、ラストの方でマイク
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