このレビューはネタバレを含みます
予告編(https://piggy-movie.com/)がやたらと面白そうだったけど劇場は間に合わず。配信に来てたので早速鑑賞。
映画はそれなりに面白かった。警戒していたほど、心が痛くならなくて一安心。ゆえに物足りない感じに繋がってるかも。
英語じゃないなと思ったらスペイン映画でした。なので、イジメの感覚なんかは受け取り方は違うかもしれない。
魅せたかったのはやはり主人公の女の子の佇まいだろうか。お話はサラにフォーカスされてるように見えた。
ホラーやスリラーよりは、主人公の辛さに寄り添う感じで見る作品だったと思う。
誘拐犯よりもお母さんや友達のお母さんの嫌圧がすごい。
犯人はイマイチ何がしたかったのか受け取れなかったけど、ひょっとしてサラがかわいそうで、代わりにいじめっ子を懲らしめてあげたのかな?
最後のオチは「これがやりたかったんだ!」という意気込みを感じる。
題材的にM・ナイト・シャマラン「スプリット」とつい比べてしまう。あんな映画演出オバケと比べるのも申し訳ないけど、情報密度の差はやはり圧倒的。情報があればいいというわけでもないけど。
それにしても入り口の題材である「いじめっ子が拉致されるのを目の前で見送るシーン」は凄くいいアイデアだった。