磨

野球部に花束をの磨のレビュー・感想・評価

野球部に花束を(2022年製作の映画)
3.5
アニメ「野球部あるある」の原作など野球漫画の名手、クロマツテツロウの傑作漫画を実写映画化。
中学で野球に別れを告げ“高校デビュー”を果たそうとした主人公が、ひょんな事から野球部に入部してしまい過酷な青春の日々を送る青春コメディ。

さすがに現在こんなところはない…と思いたいけど、あの不条理さは当時を知るものにとってはいい思い出(笑)
ブラック○○や○○ハラスメントなどのコンプラなぞクソ喰らえの内容は、今だからこそ余計に笑える。

メチャクチャだけど、側から見た経験上どうしようもないヤツには割と効果のある教育法だと思う。全く見当違いな事を言ってる訳でもないし、こんな教育も心の隅に置いといてもいいんじゃないと思う(自分は食らいたくないが笑)

センパイが“そう見える”という事で登場の小沢仁志アニキ、節々に挿入される里崎智也氏による“野球部あるある”の解説などクスッと笑えるシーンも多く面白い。野球部だけじゃなく、昭和や平成初期の怖い先生(センパイ)あるあるみたいなモノも多く、やたらと共感(笑)


“野球部あるある”の1番最初の【対戦した選手を自分の武勇伝のように…】は、高校時代の森福允彦(ソフトバンク→巨人)をひたすら語る、昔いたバイトの大学生を思い出しました。
磨