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かがみの孤城のバナバナのレビュー・感想・評価

かがみの孤城(2022年製作の映画)
3.5
安西こころはクラスの女子からイジメに遭い、不登校になっている。
今日も学校に行けず家に居ると、急に鏡が光り、中に吸い込まれてしまう。
こころが意識を取り戻すと、海の中の孤島に浮かぶ古城の中に居た。
そこには中1~中3までの少年少女7人が集められ、狼のお面を被った少女から、この1年の間に城の中のどこかに隠してある鍵を見つけたら、一人の願いを叶えることができるのだという。

皆が孤城に行ったり行かなかったりだったが、少しずつ話す様になるにつれ、皆不登校だということが分かってくる。
行き場所が出来、だんだん親しくなって半年程経った頃、そろそろ皆で協力して鍵を探し出そう…となるのだったが。
狼様が皆をここに集め、鍵を探させる目的はいったい何なのか…という展開。

こころをイジメていた主犯の真田さん、いじめっ子ってこういう大人受け良いけど、裏で苛めるタイプの子が男女問わずに居るよね。
表面上明るく活発な子の方が信用され、大人しく意思表示できない子は学校側から無視される…という話はよくある。
転校生の東条さん、転校が多いとクラスの中で誰がどういうタイプなのかをすぐに見抜けていたんだろうね。
最初、こころが急に学校に行けなくなったのを、ちょっとウザく思っていた節のある母親だったが、フリースクールの先生のお陰でこころに寄り添う様になってくれたのが良かった。

まあティーンズ小説みたいな内容だったが、学校に行けない子たちにこういう逃げ場が在るといいよね、という話でした。
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