元々キラメイジャーはTVシリーズの中でもワチャワチャした場面も多かったし、ゼンカイジャーは輪をかけてドタバタコメディ感も強くなって。
そんな両シリーズが絡むことで、なかなかのトンデモ設定でコント展開が繰り広げられて。正直、期待以上に面白かったです。
ぶっちゃけ、設定はゴチャゴチャしてて、どさくさ紛れにストーリーが進んでいくようではあるんだけど。
ただし その端々に気の利いた小ネタが織り交ぜられていて。
あと出てるのは若手俳優ばかりではありますが、みんな1年間ずっと現場を経験してきた人たちなんだよね。
それだけキャラが確立してるのはもちろんだけど、演技力としても鍛えられてますよ。
コメディ芝居って間だったり、恥ずかしげもなくやり切ることが大切なんだけど、みんなその辺りとても上手くって。
だから こっちもナチュラルに楽しめるんですよね。
重ねて言うなら、ニチアサ出身で売れていく役者が多いのも当然なわけで。
そして後半は過去のレッド戦士が「センパイジャー」としてズラリ勢ぞろい。
正直、見ていないシリーズばかりではあるんだけど、それだけのヒーローが居並ぶ（名乗りポーズする）というのは、それだけで絵になるわけで。夢あるよね。
エンディングはゼンカイジャーの主題歌とキラメイジャーのEDのMIX曲だったんんだけど。
テンポの違う二つの曲と振り付けを融合させていて、これも面白かった。
ほんの1時間弱のジェットコースター展開で目まぐるしくもありつつ、スーパー戦隊として望まれる楽しさをしっかり提供していて。
素晴らしかった。見て良かったです。
