友人たちの評判が良かったので観賞。
さかなクンの反省だけれども、それを差し置いても、普通に暖かくて良い話だ。
少し変わった特色のある子を、周囲の人々が見守り育て、その中で成長させていくそういう話。
昭和の時代の話になると思うが、となりきんじ、関心がない今とは違ってガキ大将も不良も何だかんだいって友達になったり仲良くなったりする。
今はお受験もあって子供たちにとっては周りはライバルだったり、どこか人と人の間に壁を感じるけれども、こういう学歴にこだわらずに好きなものに没頭させる、そういった姿勢を育てていくおおらかなやり方は、今の時代にあえてこういうやり方もアリなんじゃないかと一石を投じてくれる感じがする。
この作品に関しては、あまりあれこれ言うのも野暮な話。
結局最後は人が人を育てる、それをとても優しく描いてくれるお話だ、とだけ言っておくことにしよう。
どこか子供たちも窮屈そうな今だからこそ、響くものもあるんじゃないかな。
しかしハコフグさんは可愛いね。