うっすら逆転に関してのネタバレは聞いていての鑑賞だったけど、おかげで前半はいつタイトルが回収されるの……と分からなくてちょっと混乱した。笑
のはさておき、実際の逆転が起こってからの展開は面白かった。
そこまではね……
もうなかなかの汚物ぶり。
揺れる揺れる船の中での物理的汚物、セレブたちのナチュラルに人を高みから見下す💩っぷり、あるいは1人だけコバンザメの如く「長いものに巻かれてる」わりには、卑屈さからああだこうだ相手を批判してる💩っぷり。
はい、全方向に汚物まみれです。
そしてそんな汚物を物理的にも、逆転の中でも清掃していく逆転お掃除女王。
でも自分がいざその立場に立つと、労働と等価交換と言いながら、いつしか見下してたヤツらと同じになってたりするのよね。
純粋なサバイバルから違うものになる。
皮肉なもの。
そして夢が醒めたらより辛い。
これってよく言われる話だけど、生活レベルを上げるのは簡単。
でも1度上げた生活レベルを下げるのはとても困難。
あ、そう考えるとダイエットも同じか。
増やすのは簡単。
戻すのは地獄。
私は「雇ってあげる」の一言は結構トリガーだと思うけども、どうなのかなぁ。
面白い話ではあったけど、ペース配分これで合ってるのかなとは思った。
意図はあるんだろうけど、予告や聞いてたあらすじからすると、調子狂うっていうか。
最初のカールとヤヤの口論や客船のパートがしつこいくらいなのに、ようやく物語が動いて逆転したら、そこからはパパパパッ。
起~承~~~転、結!!って感じだ。
基本はヒエラルキーや格差を皮肉った作品らしいけど、ともかく、これみちゃうと、セレブも低層もどっちも幸せとは思えない。
私ゃ「おしなべて幸せ」が丁度良いや。笑笑
中流バンザイ。笑笑
(二極化と言われる今、実はそれがいちばん贅沢なのかもしれないけどね)