映画を観るに当たって、原作小説を先に読もうか迷った作品ですが…どちらも未経験の人には、絶対に「小説」から入ることをオススメします!
映画を作成する際に監督も「小説ならではの良さ」の再現は諦めて、映画は映画にしかできない「映像の強み」で勝負しようと、思いっきり割り切ったんだろうな〜と感じる部分が節々にありました。
特にラストシーンの衝撃の事実2連発は、映画だと1発だけに変わっており、小説を読んだ身としては少しモヤモヤ。
現代→過去→現代を行き来するという構成も小説でないと混乱を招きかねないので、映画序盤から法廷で早くもバチバチやってたりと、スピード感も気になりました。
主人公・カイヤの壮絶な人生を読み解くには、やはり小説版がベストだと思います。
でも「湿地の自然の雄大さ」は小説版だけでは完全に理解できていなかったので、映画を観て、本当の意味でこの作品の理解ができたとも感じました。