一夢さんの映画レビュー・感想・評価

一夢

一夢

池袋の新文芸坐と、早稲田の松竹によく行きます。
生まれと育ち以外はイギリス人です。

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婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.3

第一次世界大戦の傷跡が残るドイツが舞台の物語。戦争で婚約者を亡くした主人公の元に、婚約者の友人を名乗る男性が現れ、生活がガラリと一変していく物語。

モノクロトーンで構成された作品だが、色の差すシーン
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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

3.3

めっっっちゃレビュー書くのが遅れてしまった。

第二次世界大戦下のイギリスで、愛国心を芽生えさせるようなガツンと来る映画を作成していく過程での葛藤や人間ドラマを描いた一本。

現代は娯楽が多様化しすぎ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.0

鑑賞中からめちゃくちゃ評価に困った一本。中盤までは登場人物1人1人の心境に感情移入して観られたけれど、設定がどうにも消化不良ではないかと感じてしまった。

主人公の女性の感じる周囲との壁というか、自分
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.5

タイトルとポスター写真しか予備知識のない状態で鑑賞。どうせオチは、プレゼントの箱の中から奥さんの首が出てくるんやろ…と思って観たけど、そんなことはなかったぜ!!

スリラーちっくな演出はそこまでなかっ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.4

地味目な印象も強いが、戦争を続けていく上で避けては通れないのが撤退戦。「ダンケルク」はとにかく、敵から追われる恐怖や殲滅される恐ろしさを上手く描いている。

例えば冒頭から銃撃を受けるシーンでは、相手
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.3

舞台は1967年のデトロイト暴動。日本では学生運動が盛んな時期だったと聞くが、デトロイトの暴動は文字通り気迫も破壊力もケタ違いということを実感させられた。

白人警官による不当な暴力が大きくクローズア
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パディントン 2(2017年製作の映画)

4.2

「マダム・ローレンス」の予告編で恐ろしく老けてしまったヒュー・グラントから目を背けつづて来て数年。真実を確かめる目的も含めて観てきた!

ロンドンを舞台にした映画は、ロンドンに行きたい気分を必ず味わわ
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

3.7

第二次世界大戦下のポーランドに暮らすユダヤ人達を匿った、ワルシャワ動物園の夫婦が中心となる物語。冒頭のナチス軍による空襲のシーンは、動物好きとしていきなり胸に来るものがあった…。

人間の都合で生かさ
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.1

イギリス、犬、そしてウィスキーと、自分の好きな要素がこれでもかと詰まった作品。冒頭のアクションシーンが最高にして最強だと断言できる。前作も、アメリカのバンドの名曲をBGMとして使っていたけれど、個人的>>続きを読む

IT/イット(1990年製作の映画)

3.1

最近リメイクもされ、ホラー映画の古典的名作という認識のもと鑑賞したら、悪い意味で裏切られた…。

「スタンドバイミー」meets「グーニーズ」的な作風だなあ…と思って観ることができ、映像技術の拙さや表
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.7

内気なパンク少年と異星人の女の子が1977年のイギリスを舞台に繰り広げる異色のボーイミーツガールもの映画。

ぶっ飛んだ設定と、微妙にチープな演出、シュールな描写が良い感じにB級らしさを醸し出していた
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.2

作品のポスターを見ずに鑑賞したので、終映後に宣伝文句を見て膝を打った。「母と息子のラブストーリー」確かに、これしかないだろう。

シングルマザーにしてワーキングマザーの50代の母親と、ティーンエイジャ
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

4.3

絶対に信じていけないワード、それは「行けたら行く」であったり「一杯だけ付き合おう」であったり、枚挙に暇が無い存在だ。今作のパワーワードである「妻とは別れるから」もそのカデゴライズに入るだろう。

30
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

3.5

そろそろこいつにも、イギリスのユースカルチャーの魅力を、映画を通じて教えてやるか…。でも、当時の空気感や社会状況を知らないと上手く伝わって来ない部分があるんだよなぁ…。とヤキモキした経験、あるよね??>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.2

世界中の愛犬家を泣かせる名絵本『ずうっとずっと 大好きだよ』を前日に読んでから挑んだ一本。涙腺のトレーニング虚しく泣いてしまった。

野良犬として保護されていた状況から脱走した犬が寿命の10数年の中で
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ザ・チャイルド(1976年製作の映画)

4.0

ティーンエイジャー1歩手前の、糞ガキの少年少女と触れ合う機会がある方に是非見てほしい一本。近年、リメイク化されたようだけど、こちらの方が恐らく、得体の知れない気味の悪さが強いと思う。

妻想いの夫と、
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.8

説得力や発言力など、言葉の強さや重みを感じさせる語句は多いが、この作中ではそれらに加えて、日本の言霊をも思わせるような、言葉の力を感じてしまった。原作小説の内容をうろ覚えの状態で、ほぼ先入観無しで観ら>>続きを読む

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

2.0

二本立て上映に有りがちな「お目当の作品よりもオマケで観た方が面白かった」現象を期待して鑑賞したが、驚くほど響かなかった…。

(西洋風)霊媒師である主人公の兄は、心臓を悪くして早逝しており、主人公の身
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.1

エドガー・ライト監督作品ということで前々から気になっていて、ついに鑑賞!「ショーン〜」や「ホット・ファズ」を期待して観ると肩透かしを喰うかもしれない…。

幼少期に交通事故で家族を亡くしてから音楽の世
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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

3.1

近年のクレヨンしんちゃん映画の中ではなかなか評判が良かったので期待して鑑賞したけれど…全盛期の作品を観た直後のせいもあってか、まだまだこんなもんじゃないだろう感が拭えなかった。ここ最近のアニメの作画の>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

4.4

オトナ帝国と並ぶ、クレヨンしんちゃん映画の金字塔となる一本。何度も例えを出して恐縮だが、デヴィッド・フィンチャー監督の「セブン」と「ファイトクラブ」ポジションに当たる傑作と言えるだろう。

クレヨンし
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.5

子供向け映画の付き添い役として映画館を訪れた全国のお父さん達の涙腺を決壊させたことで名高い名作。ストーリーは改めて語るまでもないと思うので、この作品を観て自分が感じた所と、好きなシーンを紹介したい。>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(1997年製作の映画)

3.3

ひまわりが映画デビューした作品のはず。少し前まで子供向けアニメも好き放題できたんだなあ…と考えさせられてしまった。

魔王を復活させるために必要な玉をひまわりが飲み込んでしまい、野原一家が事件に巻き込
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クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996年製作の映画)

4.2

ぶっ続けで映画を観よう企画、今回は劇場版クレヨンしんちゃんでいこう!PTAやら、何やらのうるさい指摘があり、現在ではクレヨンしんちゃんはかなりマイルドに、つまらなくなってしまっているようだが、それは間>>続きを読む

101匹わんちゃん(1960年製作の映画)

3.8

キャラクターと悪役の顔は知っているけれど、ストーリーを全く知らない状態で鑑賞。舞台が自分の大好きなロンドンだと知らなかったり、当然だが新しい発見だらけで楽しめた。

作曲の仕事に没頭している自分の飼い
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モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

3.1

事前知識ほぼ無しで鑑賞!ピクサーのアニメを観ると思うけれど、クラシックなディズニーアニメとは違い、近代技術やら科学的な概念をストーリーや世界観に上手く取り込んでいるなあと感じる。

モンスターの世界の
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.5

ディズニー版「オトナ帝国の逆襲」的立ち位置の作品。シリーズ初作から匂わせていた、子供はいつかおもちゃで遊ばなくなる、という現実と、1から10年後に作中でも10年を経過させた作品を発表するなど、確実にリ>>続きを読む

トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

3.4

前作では途中から自分がおもちゃであることを受け入れたバスが、最初からおもちゃ組として物語の主軸となるのは今作が初なので、W主人公体制としては本作の方がテンポが良いかも。

ウッディに秘められた謎、とい
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

3.5

ディズニー映画縛り第一弾は、リアルタイムで一度観たきりだった本作から。

おもちゃ視点の子供部屋社会っていう世界は面白いけれど、観る年齢によって感じ方が変わる設定で、その絶妙具合に唸らされてしまった。
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処刑軍団ザップ(1970年製作の映画)

3.8

また一つ、愛すべきお馬鹿映画と出会えてしまった…。愛読している某映画紹介シリーズ本のホラー映画100本特集には、本作の実に惹かれるストーリーが魅力的に綴られていて、いつか観てやる…。と思い、あらゆるT>>続きを読む

グリーンルーム(2015年製作の映画)

3.4

パンクバンドとネオナチの抗争じみた展開があるという前情報に期待し、OiパンクバンドのTシャツとマーチンを身に纏い鑑賞!序盤は、無人島に連れて行くバンドやら、パンクバンドの演奏シーンやらで、ロックはUK>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.8

ホラー映画の幽霊役に当たる存在が持つ特徴で、一番厄介な機動力と耐久力にステータスを全振りした盲目のおじいちゃんのお話。

彼の家に盗みに入った若者3人が追い詰められていくも、泥棒が悪いんだし、自業自得
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.3

世の中には究極の二択が存在する。カレー味のうんこと、うんこ味のカレーのように…。『セブン』と『ファイトクラブ』はどちらが好きか?という質問は自分の中では永遠の課題となっている。初体験補正が大きい人間の>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

2.0

完璧な邦題であるし、必要最小限の見せ方で、観客に内容を伝えている所(理解できないアホは置いていく方式)は素晴らしいと思う。けれど、自分にはこういう映画は向いていない…。こういう内容は小説を媒体にした方>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.3

『言の葉の庭』を観たばかりで、同作を連想させるようなタイトルだな〜と思っていたら、割と詐欺じゃねーか!この邦題は否定派が多そうだ…。

自身の運転する車を事故らせてしまい、同乗していた妻を亡くしてしま
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.5

愚直や実直など、素直な褒め言葉にならない言葉は多い。馬鹿正直や真面目も、その仲間だろう。誰よりも愚直に人生と向かい合い、周囲の人間と実直に付き合い、何事にも馬鹿正直に答え、真面目という概念を理解せず、>>続きを読む

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