一夢

RUN/ランの一夢のレビュー・感想・評価

RUN/ラン(2020年製作の映画)
4.1
この手のジャンルを見るたびに、やっぱり怖くて強いのは「父親」でなく「母親」なんだなぁ…と、改めて実感します。たまには狂ったお父さんや、頼りになるお父さんを見てみたいです。

生まれつき多くの病気を持った少女は、大学受験の結果を待つ中で、母親に次第に不信感を抱いていく…という内容で、所々で「もしかしてこれ、本当に単なる勘違いなのかな?」という、微妙なミスリードもあるのですが、安心してください。お母さんはしっかり狂人でしたよ。

主演の女性は本当に足に障害を持っている方のようで、それだけに細部のシーンの鬼気迫る姿には迫力と説得力がありました。
窓ガラスを割って侵入するシーン、なぜか口に水を含んでいて「???」でしたが、その謎が解けた瞬間に思わず「頭良っ!」と叫んでしまいました。
いつか窓ガラスから侵入する機会があれば、実践してみたいと思います。
一夢

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