ザリガニが鳴くところ
動物学者ディーリア・オーエンズによるミステリー小説。
世界で1500万のベストセラー。、
原作に惚れ込んだ女優リース・ウィザースプーン
が映像化権を得て、自らプロデューサーを担当。
オリヴィア・ニューマン監督
原作未読でしたので比較は出来なかったのですが、
タイトルのザリガニが鳴くところとは、茂みの奥深く、生き物たちが自然のままの姿で生きている場所。
味わい深い作品でした。
人間がどれだけ自然から学ぶことができるのかということがテーマだと原作者が言っていました。
物語の中で自然を頼りに動物や植物と対話しながら生きる主人公が言葉を知り、本を読み、世界を知っていく過程、主人公カイヤの人生がたくましく、美しく人間味を感じ、作者のテーマを感じられました。
社会で過ごしていると、だいたいこんなもんだろうとラベリングし見くびって、そんな人間だろう。だいたいこんなもんだろう。だとか鈍感になってるぽい。
都合の良い方に物語つくり、自分の考えてる事、信仰してるものまたは、群衆に埋もれて安心する。
そのことから、過酷過ぎる環境を生き抜いた1人の女性が美しく力強く見えるのかも知れません。本当の強さ、美しさは孤独を打ちのめした人間から滲み出てくるのかも知れません。