このレビューはネタバレを含みます
ウォン・カーウァイ作品は、どんな映画だったのか説明するのが難しい。殺し屋同士の禁じられた愛から、『恋する惑星』と唯一世界線を同じとするモウが絡み始める(ただし『恋する惑星』のモウは多言語を話すのに対し、本作のモウは口が不自由だ)。そこに金髪女や失恋女が絡み始める。
最後、殺し屋の女とモウが結ばれるまでの物語。
どこにでもありそうなと言ってしまうのもなんだか、設定は荒唐無稽でしかしなんとなくありふれた恋愛を、クリストファー・ドイルの撮影技法を堪能しながら楽しむ映画。
どこに連れていかれるかわからない恋愛映画を見ているのは基本きついので、
スクリーンで集中して見てナンボでしょ。