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コンビニエンス・ストーリーのdarumaのレビュー・感想・評価

3.8
あっちゃんなので観たのですが、これは何とも言えない…確かに低評価もわかる。でも私は冒頭20分を観返してしまった(寝落ちしたからだけど…)多分2周したほうがいいやつ。意外と構成がひねってる。後でレビューを見たら評価両極端…わかる気が。

これは絶対言っちゃダメな感想だと思うんだけど(じゃあ書くなって感じだが!笑)、ドラマ「オリバーな犬」を連想しました。つまり出所が逆、というか。三木聡監督、私は「時効警察はじめました(時効警察シリーズの一番新しいやつ、でも2019年)」を数回観たことがある程度(しかも監督回じゃない!)なんですが、確か主演がオダギリさんですよね…?そうか!オリバーがまんまだったのか、と、今にしてようやくわかった。こんな癖強めの方だったんですね…ちなみに「大怪獣のあとしまつ」は怖いもの見たさに観ようと思っていますが、まだ観れていません。

ZIGZAG(とスマホに出ていた、ジグザグ)がこれ誰…もしかして?と思ったら、片山友希ちゃんだった!!
(顔しっかり憶わってないんかい!好きなのに)
岩松了さんは先日舞台を観る前に作品リストを見ていたので、出演を知ってた。岩松さんぽい役。

実はこれは六角さんが撮りたかっただけなんじゃないか…という気も(笑)
森での演奏シーンがめちゃシュール…制したい感の表れなのかな?オーケストラって物凄くたくさんの演奏者が居て、それをすべて指揮しているのがマエストロですよね?そういう「支配欲」みたいなものの象徴なのかな、と思った。しかもそれがスピーカーになっていることによって、支配しているのが偶像というか虚構というか。めちゃくちゃメタファーを感じた。

端的なのはそれだけど、全体的にそういうメタファーがふんだんに盛り込まれているような?これについて来れるか来れないかで、楽しめる度合いが変わる気がする…

あと、主人公(は成田凌さんです)が脚本家さんなんですが、あっちゃんに投げかけられた、書いているのは(書きたいのは、だったかな?)理想か現実か、の台詞がド直球に刺さりすぎた…これは三木監督の本音なの?(笑。本作の脚本も三木監督です。)比重というか配分というか。

ほかにも渋川清彦さんとか松浦祐也さんとか、キャスト陣が好きすぎた。
あと今、ドラマ「こっち向いてよ向井くん」を観ているので、ちょうど先週~今週が藤間爽子さんゲスト回でタイムリー!(実は今リアタイしているけど流してるだけ。。後で観る)

コンビニの冷蔵庫の扉を開いた時、感じる感覚は何となくわかる…
多分そこからストーリーの発想が始まったんじゃないかな、ということまで感じてしまった。

エバド事件(だったっけ?名前を忘れた)、映ってた雑誌に愛知って書かれてた気がするんだけど、確かWOWOWでやってた「ウツボラ(あっちゃん主演のドラマ)」が蒲郡(愛知県)ロケだったんですよね…もしかして重なってるのかな?

本作は昨年の夏、あっちゃんがめざましで紹介していたのを見て、観たいと思った作品。(作品の内容はわかってなかった。。単にあっちゃんの新作なんだ!と思っただけ)
なぜこの時期なのか…それもよくわかった。夏っぽい。
今観るのにタイムリーだと思います。

私は嫌いじゃないけど、なんていうか、人を選ぶ作品。
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