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哭悲/The Sadnessのayuのレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
4.3
感染することで凶暴化してしまうウイルスが蔓延。
街は血の海と化し、阿鼻叫喚の状態に…

人間の腹の底に眠っている悪意を煮詰めて煮詰めて、どろっどろに仕上げたかのような作品。

100分間で気の休まるシーンなんてほぼ皆無。
倫理観は無いに等しく個人的にはゾンビに噛まれる方がマシ😭

製作陣が思いつく限りのえげつない行為を思うがままにやり尽くしてるようで😂

ですが結論、楽しんだ✌🏻✨

なぜ SADNESS (悲しみ、悲哀)?
本作の感染者は死んでもなく腐ってもなく、人間としての感情が残ってる。
なので暴力への罪悪感から涙を流す者もいる🤔

この暴力性を堪えるのはまばたきを我慢するのと同じくらい困難なこと。
普通に生きてたら絶対に手は出せない過激な行動の数々はとにかく最悪だけど少し可哀想にも感じる…

実質主役みたいなもんだったあのおじさんは感染前から本当にキモくてキモくて!
シャイニングのような覗き方!
ベロベロしてきて… も〜〜無理よ!😱
女の子をじっと見つめるあの目線は誰よりも不気味… 怪演すぎる… 帰りの夜道少しビビった😵‍💫

あのおじさんのTシャツストラップにステッカーまで会場に売ってて笑っちゃった🤣🤣

わたしはスプラッターホラー楽しめるタイプですが、胃がムカムカする気持ち悪さの連続でした🩸
本作をヨユーで楽しめる人は今後どんな作品を見ても超えてこない、物足りないのでは?

そしてやっぱわたしは白目より黒目の方が恐怖を感じるし、ゲ○はゴア描写よりきつい🥹💦

真っ白いお婆がペッ!ってするシーン… きつ!

皆が期待するグロ描写に関してはまだフィクションを感じられる作りだったかな。
人間を食べてもガムみたいに伸びることはないし、手榴弾をピンポイントで爆発させるのは不可能💭

それよりリアルだなと思ったのが、電車で人が刺されても、すぐにはみんな理解が追いつかず、徐々に現実として恐怖が広がっていく様子。

どうやって作ってるんかなぁ…
また一つ制作裏が気になる作品が増えた。

ウイルスの感染源は空気感染なのか?
そこの謎だけ少しモヤる。

途中退席してる人もちょこちょこいて、この時代にこんな過激で容赦ない体験ができたことは非常に貴重なのでハイスコアにしました🙆‍♀️🌟
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