しょうちゃん

CUBEのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

CUBE(1997年製作の映画)
4.0
奇抜なストーリー、
斬新なビジュアル・センスで話題となったカナダ産異色サスペンス。

謎の立方体(=CUBE)に閉じこめられた男女6人の脱出劇を、
緊迫感漲る演出で描く。

理由も経緯も分からぬまま、
巨大な立方体の迷宮に閉じこめられた6人の男女。
一体、
誰が何の目的でこの立方体を作ったのか?
そして、
6人は生きて脱出できるのか?

冒頭のハゲのバラバラを見て、
閉じ込められた人たちが、
次から次へと罠にかかるのかと期待したけど違っていた。
謎のキューブの中で、
警察官、
女医、
女学生、
刑務所脱獄犯、
建築設計士、
精神障害者の6人の脱出劇が繰り広げられる。
キューブの謎解きや、
人間心理が丁寧に描かれており、
アイデアや斬新な映像もあって面白い。
全体的に緊迫感があってハラハラ・ドキドキさせる。
中でも音を出すとトラップにひっかかる部屋を移動するシーンは、
一緒にいた精神障害者がいつ声を出すかとヒヤヒヤさせる。
罠による恐怖よりも警察官の男が一番怖かった。
ハラハラ・ドキドキしたい人にはお勧め。

今更感しかない日本版リメイク“CUBE 一度入ったら、最後”、
悪い予感しかしない。
しょうちゃん

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