2024年4本目の劇場鑑賞。
令和244本目の劇場鑑賞。
スコットランドの作家アラスター・グレイの同名ゴシック小説を鬼才ヨルゴス・ランティモス監督が、
主演にエマ・ストーンを迎えて映画化した異色ドラマ。
ヴィクトリア朝時代を舞台に、
天才外科医の禁断の手術によって蘇った若い女性が、
冒険の旅を通じて驚くべき成長を遂げ、
時代の抑圧から自らを解放していくさまを、
過激かつグロテスクな描写を織り交ぜつつ奇想天外なストーリーとゴージャスな映像美で描き出していく。
フランケンシュタインの怪物ウィレム・デフォーが、
橋から飛び降りた臨月の母親に、
胎児の脳を移植して甦らせて、
フランケンシュタインの怪物エマ・ストーンを造るお話し。
ヨルゴス監督の最新作は、
ちゃんとした原作がありましたが、
原作は未読です。
俳優たちの怪演と、
エマ・ストーンのおっぱいに圧倒されっぱなしの141分。
エマの変顔や、
アヒル犬などの変な動物たち、
デフォーから吐き出される説明なしの泡、
セックスが上手いマーク・ラファロ。
娼館の女将の造形など、
楽しめるシーンが多く、
複雑怪奇で面白かったです。
性描写も多いがエロさのないセックスだった。
内容もさることながら、
1930年代の雰囲気を出したロンドン・リスボン・パリと、
壮大なスケールで作られたセットが素晴らしい。
ランティモス監督の中では一番観やすい作品だったと思う。