しょうちゃん

サンクスギビングのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

サンクスギビング(2023年製作の映画)
3.8
2023年49本目の劇場鑑賞。
令和240本目の劇場鑑賞。

2007年に公開された「グラインドハウス」で、
幕間に挿入されたフェイク予告編の1本「感謝祭」を手がけたイーライ・ロス監督が、
16年の時を経て自ら長編化したスラッシャー・ホラー。

2023年最後の劇場鑑賞です。

R18+なんだけどエロさはありません。

マサチューセッツ州プリマスの感謝祭で賑わう中、
大型スーパーではブラックフライデーのセールに人々が殺到して暴動事件へと発展、
複数の死者を出す大惨事となる。
翌年、
殺人鬼ジョン・カーヴァーが出現し、
犠牲者を感謝祭のご馳走に見立てた猟奇殺人を繰り返していくお話し。

日本では馴染みない“感謝祭”とは、
アメリカでは11月の第4木曜日で七面鳥の丸焼きを食べる日です。
クリスマスのフライングです。

本作の見所は、
イーライ・ロス監督による良質な人体破壊である。
殺人鬼ジョン・カーヴァーは、
ブラックフライデーで暴動を起こした連中を標的にしているのだが、
スーパーのオーナーか?
スーパーの従業員か?
スーパーの客か?
その場にいたギャビーと友達の5名も当然狙われるのだが、
ギャビー以外は餌食なると思いきや、
意外と助かったりするのはガッカリ。
殺人鬼の正体は誰なのかという犯人捜しの展開からの、
感謝祭に見立てて七面鳥の代わりに人間を食べるカニバリズムの展開。
ある女性がオーブンで丸焼きされるのだが、
服を着せたまま丸焼きするというワケワカメで、
服を着てたら食べにくいやろ。

本作は続編が決定しているので、
生き残った登場人物たちを一人残らず料理してもらいたい。

今年もお世話になりました。
皆様、
よいお年をお迎えください。
しょうちゃん

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