ビターチョコ

CUBEのビターチョコのネタバレレビュー・内容・結末

CUBE(1997年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

傑作!
アイデアの映画。すごく面白かった。

<あらすじ>
四角い金属の部屋に老若男女が閉じ込められた。上下左右、他の部屋に移動できる。だが罠が仕掛けてあり、謎解きをしながら命がけで移動していく。目的は脱出することだけ。
「ここはどこ?」
「なぜ閉じ込められた?」
「誰がやった?」
何もかもが判らない。
判らないが、行動するしかない。
最初は仲間が増えるが、途中から減っていく。
脱出できるのか?

低予算映画だし、ずっと狭い金属の部屋しか出てこない。服のデザインが楽しくないし、映像は貧弱。だが脚本が良いので、飽きずに最後まで観ることができた。何より素晴らしいのは、他に似た映画が全くないこと。説明が誰でもできること。
「どんな映画なの?」
「数人が狭い部屋に閉じ込められてね、脱出しようと頑張るんだ」
「遊びで?」
「ううん、命がけで」

残念なのは、ユーモアが(かなり)少なめなこと。それから、キャラに深みがないこと。そうだ、この映画には主人公がいない。群像劇というらしい。
毎年観るのはつらい。
だが、忘れた頃にまた観たい映画。
たぶん(私は)今年は観ない思う。