たいが

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像のたいがのレビュー・感想・評価

4.0
この映画でジェームズグレイのことが好きになった

この世には不平等や理不尽が存在していてそれは色んな形で生活の中に潜んでいること。
そして、それによって悲しい思いや辛い思いをしたり被害を被ったりしている人がいるということ。
そして、自分がいつの間にか目の前の人に不平等や理不尽を与える側の人間になってしまっていること。

おじいちゃんの言うように誰だって常に高潔でありたいし、それが理想だよ
でもいったいどれだけの人がいかなる時でも目の前の間違ったことに対してハッキリとNOを突きつけられる人間でいられるのだろうか

だからお父さんの言うラッキーなこととして受け入れるという考え方もすごくよく分かるし決して否定なんかできない、だって生きていかなかきゃいけないから

これはある種の意志表明にも思える
私はこう言う経験をしてこういうことが人生において大きなキーであると語っているように思える
そんな監督が今後どんな映画を撮るのかが楽しみでしょうがない
たいが

たいが