マンガ大賞2016など多くの賞を受賞した野田サトルの同名漫画を、『HIGH&LOW』の久保茂昭監督が実写映画化したサバイバル・アクション。
明治末期の北海道。日露戦争での活躍で不死身の杉元との異名を持つ元軍人・杉元佐一（山崎賢人）は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った男は、捕まる直前に金塊を隠し、そのありかを暗号にした刺青を24人の囚人の身体に彫って彼らを脱獄させていた。金塊のありかを探し始めた杉元は、ある日ヒグマに襲われ、アイヌの少女アシㇼパ（山田杏奈）に救われる。彼女は、金塊を奪った男に父親を殺されており、父の仇を討つため、杉元と行動を共にすることに。しかし、大日本帝国陸軍第七師団の鶴見中尉と、生きていた新撰組の土方歳三が同じ金塊を追っていた。
面白いに尽きる。原作を全く知らないで鑑賞したが、早く続編を観たくなる作品。原作は全31巻あり、本作はまだ3巻あたりだそう。完結編まで何作制作されるのか、とても興味深い。
それにしても、最大の敵である鶴見中尉役の玉木宏の演技が、不気味過ぎて相当やばい。
