山本Q

ノック 終末の訪問者の山本Qのネタバレレビュー・内容・結末

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画の天才シャマラン監督の新作。
劇場に間に合わず配信で鑑賞。
予告編は相変わらず何が起こるか分からない感じ。

 映画は面白かった。予算感やワンシチュエーションという体裁はビジットっぽく、プラスいつもの「オカルト設定が本当だったら」という題材。

気づきづらいけど大きな変化
 今作は今までのように、実態が明らかになってから急展開。「シャマランお得意、みんな大好きのドンデン返しが待ってますよ」の流れを自ら振り払った分岐点になるんじゃ無いだろうか。

映画は個々のキャラクターは良かったが、怖い人達が実はいい人達という展開が主軸で他の要素はそれほど強く無いので、ちょっとパンチは弱かったかな、と思わないでも無い。
仲間を殺す流れも1人くらいは直前で怖くなって嫌がる展開などがあっても良かったかな。

キャストは相変わらずの感じ。
バウティスタ以外は知らない人ばかりだった。調べて強旦那はマトリックスのニュースミス。皆さんの投稿でロンが出ているのを知りました。あれルパート・グリントだったのかあぁ。ギレルモデルトロプロデュースこドラマ脅威の小部屋に出てて良かったです。

 噂をあんまり聞かなかったので興行は心配。
ただビジット以降はそれなりに利益が出てると思うので、次作も頑張って頂きたい。

そういえば恒例のご本人登場は、劇中内の料理テレビ番組出演者でした。それでも疑問を抱かせつつゆっくりじわじわと進む魅せ方はさすが。冒頭の庭先で2人が出会うシーンはかなり良かった。
山本Q

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