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銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第三章のFのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

効能:万病に効く
お腹痛かったけど、見終わる頃にはすっかり治ってたな。なんなら元気100倍だわ。
久々の艦隊戦に痺れるし、ユリアンユリアンだし、ラインハルトォって感じだし、ロイエとシェンコ〜!!でした。
今日本当に昼間お腹痛くて、はー今日はまた帰るの無理かな、でも時間ちょうどいいしな、と思って鑑賞。例の如くフィルムはおじさんしか引かなかったけど、始まったらもう何が何だかわからなくなって、いつの間にかお腹はほかほかしていた。
最初はなんか「建物の描写とか背景いいな〜」とかいつもみたいに偉そうなこと思ってたけど、ラグナロック作戦の人事発表の段にはもうBGMにぐわんぐわんにされて、さながら頭の中はフェス状態。イェーイ!!でもやめてー!!あーー!!!っていう感じ。
ちょこちょこ引きの作画微妙かもとか思ったけど、要所要所のアップとかキメゴマ的なところの作画は神だったし、なによりユリアンが成長してる感じがじんわり伝わってきて、嬉しさと切なさとミーハーな気持ちがぐるぐるするしかなかった。フェザーンでのユリアンはやっぱりまだ小僧感が他の人よりあって、童顔なのかな?でもやりとりがとても大人びてるそのギャップが、なんだかユリアンの如才を感じる部分でもあり、境遇の切なさも感じてしまったかな。ネコちゃん撫でてるマシュンゴ可愛い。
前回くらいからケッセルリンクが本性を隠そうともしていないというか、隠し切れてなくて漏れ出ちゃってるというかで、ずーっとヤバい顔してるのがウケる。ユリアンに対してつっかかってきた時、完全にヤンキー仕草でしょう、アレ。今回のケッセルリンク、出てきたときから「ケッセルリンクというよりルパートって感じ」みたいな話を確かしたことがあって、今回ルパートルパート呼ばれまくってたのもなんだか気持ち的ににくるものがあった。彼はフレちゃまと同じ種類の超愛を製作陣から受けてるのではないかと思うくらい、フレちゃま並に死に際に力入ってた気がする。最高だった。
もう完全にノイエミュラにやられてるので、彼が出てくるたびにミュラちだ!ミュラちだ!となってる自分に正直引く。同じようにちょっとソワっとしちゃうのがシュナち。ユリアンに対してはちょっとお兄さん風な感じなのが可愛いし、彼は結構お喋りさんなところも可愛い。
ユリアンがいなくて落ち込んでるヤンが、ベッドでごろーっとした時に一瞬石黒版ヤンに見えてドキッとした。他にドキッとしたのは、フレデリカがヤンのこと語って惚気てるシーンとか軍服風なお召し物のヒルダかな。女の子たち可愛かった。
最後ホログラフの宇宙の中を歩くラインハルトってどっかで1回出たやつだよね?OPとかEDとかだったっけ?既視感が凄かったし、あーーここまで来てしまったという感慨もひとしおでした。
軍規に厳しいミッタマは、前のエピソードの出汁がよーく効いてて今回とてもいい感じになっていたと思う。あの前の過去エピソードは双璧的にも必要だけど、ミッタマを描くにもとても重要なエピでした。
言いたいことが渋滞してるけど、やっぱり何より久しぶりの艦隊戦が今回見所としてどうしても上がってくると思う。舐め回すように戦艦が見られてとても満足だし、流体金属からぬるっと出てくるトリグラフ最高でした。乱戦状態も大混乱!て感じだったしそこに真っ直ぐ突っ込んでくるローゼンリッターの艦がストレートにぶっ刺さってくるのも最高でした。胸いっぱいに良い不良中年を吸えましたね。ロイエとシェンコの戦いはちょっとフェンシングとかそういう貴族っぽいスタイル(剣も長い)けど、ブルームハルトとかはナイフでコンバットスタイルなのもよかった。逃げ方完全に忍者だったけど。このシーン見るために円盤即買いしそう。作画良かった〜。
銀英見てて自作はよ!!とは何回も思ったけど、明日もまた見たい!!となるのは珍しくて、これはたぶん予定回数よりたくさん見ちゃうと思う。同じ映画3回より多く見るの初めてだよ。他にも見たい映画溜まってるのに。
とりあえず12月1日の映画の日行ってきます。
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