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呪詛のFのネタバレレビュー・内容・結末

呪詛(2022年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

読み方がどっちかわからない。「ずそ」?「じゅそ」?
怖さというか、やっぱりキモさが…。昨今はホラーとイモムシがトレンドなのかしら。とにかく虫がキモい。あと迷惑YouTuberみたいな人、メガネレンズ入ってなくない?
めっちゃ怖いという前振りの元観賞。でも昨日「来る」見ちゃったんだよなあという感じで、よくわからないモノに取り憑かれる、芋虫がキーポイントで、子供がやっぱり関わってるみたいなのが被ってるなって第一印象なのと、途中までトリック。むちゃ田舎の変な村で行われている、独特な挨拶とか儀式とか。もう少しテイスト柔らかめにしたらトリックになりそう。
映画としてではなく、一般人が自分のカメラで撮った映像みたいな演出手法が怖さの鍵なのかなと思う。視聴者は主人公の女性がどこかへ投稿した、もしくは投稿しようとした映像を見せられるみたいなところから始まる。模様と呪文の意味も、そう言った演出上キーポイントになってる。特に最後文字と模様がびゃーんってずっと映されてからの真っ白な画面は、目の反射?錯覚?とにかくそういうやつで真ん中の文字を読もうと必死こいてると、その模様が目に焼き付いていて白い画面に浮かんで見えるっていうのは、映像作品ならではの演出だなーと感心した。
見たら死ぬ映像や、素人が回している映像、最後むっちゃ髪の毛食うとか、日本のホラーや怖い話で見聞きしたような要素があって、あれ参考にしてるのかな?とか思うところもちょいちょいあった。
洞窟の中が鏡だらけとか、出入り口も鏡とかってのは、その洞窟に閉じ込めて出られないようにしてるのかなとも思ったけど、出入り口壊れた後も特に映像とかあの人に関わらなければ平気っぽく見えるから、なんだったのかな。
ビックリ演出は普通にある。でも前振りが丁寧すぎて、くるぞくるぞ〜きたー!みたいなところある。大体後ろ向きで出てきたら、振り返ると顔やば!みたいな展開。ちょっと面白い。
面白さが勝って笑っちゃったのは、村のおっさんたちがブリーフ一丁みたいな格好でずらっと立ってた時。あれはダメだった。耐えられなかった。
邪神の影響を受けて体がおかしくなったり、さっきまで普通だった人が急におかしくなったりするのは、シンプルに怖さあっていい。あとラストもそういう、人間の力の及ばないもの感が出ててよかった。ホラーは最後は?ってなること多いので、今回の終わり方はだよねー!って感じだし、ちゃんとEND感もあってよかった。
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