22分くらいの短編。
悲しくても泣けない時って、どういうことなんだろう?その悲しさに向き合ってしまうと本当に悲しいから、気を逸らしてるからなんだろうか。
おじいちゃんからしたら気付かなかった孫のいたずら。もし気付いたって愛おしくてたまらないいたずら。でも孫からすればおじいちゃんに悪いことをして謝らないまま亡くなってしまった。
まだちゃんとおじいちゃんの身体があるうちに、謝ることができて、向き合う事が出来て、初めてあふれ出してくる涙。悲しさを容れられるコップの大きさは決まってて、それを超えれば勝手に涙としてこぼれ落ちるんだな。