副題通りこれまでの3作からの帰結を描いた堂々の第4作。
大好きなシリーズなので公開を心待ちにしていたのだけど、その期待を決して裏切らない「誰もが求めているジョン・ウィック」になっていて非常に楽しめた>>続きを読む
これは怪作にして快作。
映画ってやっぱり楽しいものだよな、という原初的な悦びが全身を駆け巡る。
ジェームズ・ワンは押しも押されぬホラー映画界の重鎮だけれど、『アクアマン』や『ワイルド・スピード』など>>続きを読む
昨年最も映画業界を賑わせた話題作をようやく鑑賞。
異例のロングランヒットで1年以上経った今でも劇場公開されている事実に驚くが、それだけ多くの人の心を掴むは魅力がある作品なのだろう。
ぼくはタイミングが>>続きを読む
観たのはもう1ヶ月くらい前だけど、なんだかんだレビューが書けないまま漸く今に至ってしまった。
私生活が落ち着かず余裕が無かったというのもあるけれど、今作のとりとめのなさ、混沌とした読後感がすぐに感想を>>続きを読む
久々の鑑賞だけど、決して色褪せることがない、むしろ年月が経つほど本作に宿るメッセージの迫真性が増していく真の傑作アニメーション映画だ。
ジブリ(というか宮崎駿)映画で語り継がれる名作は数多くあれど、>>続きを読む
韓国映画からまた新たな傑作アクションが誕生した。
87eleven以降のアクション映画の流行を抜かりなく取り込みながら、韓国映画らしい苛烈さも損なうことなく展開する見応えのある作品に仕上がっている。N>>続きを読む
ホラー映画の皮を被ったスラッシャーコメディ。
ブラムハウス製作なのでジャンル映画ならではの雰囲気は醸成されているけれど、怖さよりも可笑しさが勝る堂々たるコメディ作品であり、そして意外にも本格的な社会派>>続きを読む
韓国映画史だけでなく、世界的にも強烈なインパクトを残した前作から5年経って公開された待望の2作目。
前作はクリフハンガーで閉じられていたので、その先を待ち焦がれたファンも多いだろうし自分もその一人な>>続きを読む
アバンタイトルの洒脱で斬新な演出に引き込まれるが、その奇妙な引っ掛かりから映画全体を覆い包んでいる傑作サスペンスミステリー。
1965年公開のモノクロ映画だけど、クールでヴィヴィッドな映像表現と圧巻>>続きを読む
大団円。
MCUの中でも独自の路線を邁進してきた人気シリーズ堂々の完結編にして最高傑作。
個人的にしっくりきていなかったフェーズ4以降のMCUだったけど、今作の突き抜けた素晴らしさは筆舌に尽くしがた>>続きを読む
ギャング映画の金字塔にして今なお世界中のポップカルチャーに多大な影響を与えるカルト名作。
ブライアン・デ・パルマは本作の後に『アンタッチャブル』や『カリートの道』などのギャング映画の傑作を次々と生み>>続きを読む
原田眞人監督と岡田准一という『燃えよ剣』の2人が再びタッグを組んだ本作は現代的なヤクザ映画となっており、コンゲーム的な色合いの強いバイオレンスアクションムービーである。
最近は立て続けにヤクザモノの>>続きを読む
正真正銘のB級超大作であるが、それに対する負い目も引け目も一切感じさせない清々しさたるや。
エンターテイメントとしての機能性を完璧に全うする潔い傑作バカファンタジー映画が新たに誕生した。全然期待して>>続きを読む
話題性のあるホラー映画を数多く手掛けるブラムハウス・プロダクションズが『ドクター・ストレンジ』や『エミリー・ローズ』を作り上げたスコット・デリクソンとタッグを組んで制作されたオカルト・サイコホラー。>>続きを読む
カルト映画好きの間で語り継がれる(?)珍奇ファンタジーヒーローアクション。
今じゃ『チェンソーマン』のリファレンス元になったことで、よりカルト化が進んでいるようなそうでないような状態になっているけれ>>続きを読む
前作の主人公ブラックパンサー=ティ・チャラの急死による深い喪失感はそのままチャドウィック・ボーズマンの死をメタ的にトレースしており、フィクションと現実世界ともどもにその死に真っ向から向かい合っている真>>続きを読む
韓国発のサイキック・アクション映画。
韓国ではほぼ同時期に『悪女/AKUJO』が公開されているのだが、それまではアクション=男性俳優の特権主義的な風潮だったところでのカウンターカルチャーのように傑出し>>続きを読む
原作の大ファンであるという前提での鑑賞だけど、予想を遥かに超えた傑作ぶりに呆然とする。
『THE FIRST SLUM DUNK』が昨年、日本アニメーションを更新したと思ったら立て続けにこのような作品>>続きを読む
新海誠3部作の最終作にして、前作・前々作とはまた違った視点でセカイを描く意欲作。
過去2作は壮大な舞台装置を用意しながらも結果的に短絡的なボーイ・ミーツ・ガールの物語として収斂されてしまうような、悪>>続きを読む
ハリウッドを代表するスタンドアクション・コーディネートチーム87eleven Action Designが立ち上げた映画製作会社、87North Productionsによる最新作。
同プロダクショ>>続きを読む
この映画を映画館で観ることができたことを幸運に思う。個人的に2022年公開の映画作品でベスト級の一本。
そしてこれからもこの映画はぼくの記憶に深く刻まれるのは間違いない。
今作はいわゆる「スポ根映画>>続きを読む
スラッシャーホラーコメディの名作。
本作以降シリーズ化が進む人気作品だけど、それも納得の良く出来た楽しいエンタメである。
アメリカンホラーのクリシェを逆手に取ってメタ的に笑いとスリルに変えるという、>>続きを読む
マイケル・ベイによるマイケル・ベイのための映画。すなわち彼の大味なアクションに対する偏執的なフェティシズムが全開になったバカ映画である。
トンデモ設定で繰り広げられる壮大なカーチェイスとアクションシ>>続きを読む
細野晴臣のデビュー50周年を記念して制作されたドキュメンタリー。
誕生から制作時2019年までの半生を本人のインタビューとライブ映像、氏にまつわる関係者たちとの対談などを通してダイジェスト的に語ってい>>続きを読む
鑑賞タイミングを逃し続けてきての漸くの鑑賞。
公開前は原作およびTVアニメシリーズの熱烈なファンからの賛否両論が話題を呼んでいたが、公開後は絶賛の嵐であり、一応原作は既読済の身としては観ておこうと思>>続きを読む
伝説的なヒップホップグループN.W.Aの栄枯盛衰を描いた自伝映画。
ヒップホップ映画といえば『8マイル』が金字塔として君臨しているけれど、あの名作に並ぶ新たな傑作として歴史に残る映画である。
N.>>続きを読む
キャプテンアメリカシリーズで一躍アメコミ映画界のトップランカーになったルッソ兄弟によるビッグバジェット・アクション映画。
ライアン・ゴズリングとルッソ兄弟の盟友とも言えるクリス・エヴァンス、そして今>>続きを読む
2023年最初の鑑賞は話題のミステリー映画から。本年も宜しくお願いします。
上質なミステリー映画だった『ナイブズ・アウト』の続編。主人公の探偵ブノワ・ブランをダニエル・クレイグが続投し、ニヒルでどこ>>続きを読む
ストップモーションアニメーションの最高峰、スタジオライカの最新作。
ライカ作品のクオリティは毎回素晴らしいのだけど、今作も古き良きストップモーションならではの映像表現と緻密なCG技術の融合によって比>>続きを読む
世間的には『ウェイ・オブ・ウォーター』で盛り上がっているけど。
いまさらながら2018年のアカデミー作品賞を獲得した怪作を鑑賞。前年では『ムーンライト』が作品賞を獲っていることも象徴的だけど、オスカ>>続きを読む
本作は日本映画におけるゲームチェンジャーであり、本作以前と以降で日本の映画の在り方は大きく変わるはずである。
少し尻込みする長尺だけど、再生ボタンを押した瞬間からそんな杞憂は吹き飛び、その濃密な空間>>続きを読む
2007年の香港映画『天使の眼、野獣の街』の韓国リメイク作。リメイク元は未見。
監視班という架空(?)の警察部隊に配属された新人ハ・ユンジュ(ハン・ヒョジュ)が主人公の本作は、警察モノらしい明確な勧>>続きを読む
公開後、多くの賛否両論を生んだクリント・イーストウッド監督史における最重要作。
84歳にして世界に一石を投じるそのハングリー精神は計り知れない。
この映画はブラッドリー・クーパー演じるクリス・カイル>>続きを読む
リメイク元のジョージ・ロメロ版はまだ未見なのだけど、本作はロメロ版を知らなくても充分に楽しめる最高のゾンビ映画だ。
そりゃパイオニア的な『ドーン・オブ・ザ・デッド』のリメイク作なので当然なのだけど、>>続きを読む
普段あまりこの手の映画は観ないのだけど、『ちょっと思い出しただけ』がすごく良かったから最近の日本の恋愛映画も気になっていたところで評価の高い本作を鑑賞。
脚本はテレビドラマの名手、坂元裕二。
『大豆>>続きを読む
大人気スパイアクションシリーズの通算3作目にして1作目、2作目のプリクエル。
時代を現代から第一次世界大戦期にまで遡らせ、キングスマン誕生の秘話を描いている。
監督はこれまでと同様にマシュー・ボーンが>>続きを読む