MCUにおける最重要人物となっているドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)の単独2作目。
『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』で扉の開かれた“マルチバース”の概念に大胆に踏み込んだ>>続きを読む
『すばらしき映画音楽たち』とのセット鑑賞推奨の名ドキュメンタリー。
映画というアートフォーム・エンターテインメントの奥深さを堪能できる素晴らしい記録作品になっている。
同時に映画館でこれを観れなか>>続きを読む
ネットフリックス限定公開だったアニメシリーズ全12話を劇場公開用にエディット。
次シーズンありきの内容なので今作単体での評価としては難しいけれど、総集編としての機能性は担保されている。
2時間足ら>>続きを読む
前作まではボンドの新人スパイとしての活躍を描いていたけれど、本作は一気に彼のキャリア後半の時代を舞台に設定されているのにまずは驚いた。
その大きなシフトチェンジにより、若く向こう見ずな態度で任務を遂>>続きを読む
『カジノ・ロワイヤル』からシームレスに続く続編。
基本的には前作路線を踏襲しているものの、監督が変わったことによるシフトチェンジもはっきり見て取れる。
前作はアクションとサスペンスフルな心理戦が巧い>>続きを読む
007シリーズ初挑戦はダニエル・クレイグ版から。
勝手にシリアスでストイックな空気を纏ったシリーズだと思い込んでいたけど、案外ユーモラスでポップなノリに少しだけ困惑しつつも、スパイモノならではの重厚>>続きを読む
トーキング・ヘッズのフロントマンとしても名高いデヴィッド・バーンによるブロードウェイショーをあのスパイク・リーが映画化した本作。
単なるライブ映像でもミュージカルでもない、不思議な映像作品ではあるけ>>続きを読む
福田雄一とはとことん合わないことが明確になった本作。
個人的には邦画で一番苦手なタイプのコメディ映画。
オフビートというほどテクニカルなものでもなく、クソ映画として愛でるには金がかかりすぎている。>>続きを読む
極彩色の強烈なサイケデリアにヤラれるハードコア・ポストヒューマンドラマ。
他に類を見ない圧倒的なオリジナリティを宿した2022年随一の怪作だと確信した。
好き嫌いがはっきり分かれる作品であるけれど、>>続きを読む
これほどスクラップアンドビルドが繰り返されるコンテンツも珍しいけれど、この新生バットマンはこれまでのシリーズとはまた違った表情を見せつつも、DCコミック本来の持つ重厚なダークさに最も接近した作品かもし>>続きを読む
試写会にて鑑賞。
ジェフ・ミルズはパーソナルな経験や環境を色濃く反映させた人間ドラマを撮り続けてきた監督だけど、ホアキン・フェニックスを主演に迎えた本作でそのキャリアの円熟にさらに磨きをかけた印象を>>続きを読む
数奇な運命に翻弄された2人の人間を描いた、生の歓びを謳う名作ファンタジー。
奇抜なプロットだけど、根底に成熟した人間ドラマが紡がれており、まるで本作に登場する調度品のように丁寧に作られた美しさに引き>>続きを読む
そういえば1と2だけしか観ていなかったなと思い問題作とされる本作を漸く鑑賞。
デヴィッド・フィンチャー初監督作品であり、彼自身も本作をなかったことにしたいほど嫌っているそうだけどボロクソ叩かれるほど>>続きを読む
前作が『ミニオンズ』シリーズと双璧を成すイルミネーションの代表作となったヒット作の続編。
『ミニオンズ』が子ども向けのスラップスティック風コメディなのに対して本シリーズはややビターテイストで大人でも>>続きを読む
トランプ政権下にあったアメリカで公開されたらそりゃ荒れるよな、ってぐらい過激で恐れ知らずの態度に痺れる。
非常にシニカルかつラディカルな問題作である一方で、ブラムハウスらしいバイオレンスポップなノリ>>続きを読む
グラフィックノベルを原作としたNetflix独占配信映画。
いわゆるスーパーヒーローモノに分類されるタイプの映画なのだけど、その範疇を超越した骨太で洗練された素晴らしいアクション映画になっている。>>続きを読む
クロエ・ジャオとMCUという一見水と油の関係に思えた両者の個性が意外なほど有機的に結び合っていると感じた衝撃作。
物語そのものが面白いかどうかはさておき、このような風変りな映画がMCUから生まれたと>>続きを読む
日本でドラマ化したことで話題にもなった韓国アクション映画。
警察学校に入学した凸凹バディが凶悪犯罪を止めるために奔走する姿を描いた、疾走感溢れる快作だ。
バディモノ(ブロマンスでもある)としての魅>>続きを読む
最高にサイコな闇鍋フルスロットル映画!
近年じゃ駄作・珍作が目立ってしまっていた三池崇史の面目躍如。
彼はやはりバイオレンスなヤクザ映画を撮らせたらピカイチだ。
とはいえ本作はいわゆるスタンダード>>続きを読む
前作と地続きの物語だけど、前作には申し訳程度にあったスプラッターホラー風味は完全に霧消し、よりコメディに傾いた本作。
シリーズのテーマであるタイムループという設定をより拡張・複雑化させており、ホラー>>続きを読む
監督のクリストファー・ランドンの過去作である『ゾンビーワールドへようこそ』がいまいち乗り切れなかったので、今作もあまり期待していなかったのだけど。
相変わらずコメディとしてもホラーとしても中庸な感は>>続きを読む
一般的なエンタメ映画とは一線を画した重厚な佇まいに震える傑作クライムサスペンス。
安易にカタルシスを求めず、鬱々とした雰囲気が充満しているのだけど、それは極めてセンシティブなテーマに対して、非常に真>>続きを読む
弐瓶勉による長大SFコミックの映像化作品としての最終作。
前劇場版はテレビアニメシリーズ1期の総集編だったのに対し、本作はこれまでのテレビシリーズの正統な続編となっており、見事な完結を迎えている。>>続きを読む
韓国発のバイオレンスアクション映画。
監督のチョン・ビョンギルはアクションスクール出身だそうで、そのキャリアの特徴が極端なほどに表れた、アクションに振り切った作品に仕上がっている。
冒頭7分は『ハ>>続きを読む
いまなお数多くの映画でオマージュが繰り返される80年代青春映画の金字塔。
ぼくが初めて今作を観たのは大人になってからだったけれど、それでも胸にグサグサと突き刺さるような感覚を催してしまった。
優れ>>続きを読む
警察とギャングとシリアルキラーが三つ巴の死闘を繰り広げるサスペンススリラー。
韓国ノワールらしい沈鬱でジメっとした空気感が終始充満していてなかなか見応えがあります。
いまや世界的な映画スターである>>続きを読む
愛すべきボンクラ映画。
批評家たちは振り向きもしないけど、私的大傑作である。
設定ありきで大味な映画なのには違いないけれど、そんな欠点を飛び越えてしまうほどの夢とロマンが筋肉いっぱいに詰まっている!>>続きを読む
MCUとしてでなく、マーベル映画としての集大成的な壮大なファンムービー。
まだネタバレを避けなければならないタイミングなので内容について触れることはできないけれど、これまでスパイダーマンをはじめとし>>続きを読む
アカデミー賞作品賞・主演女優賞を始めたとして、名だたる映画賞を総なめした話題作。
そういえば観ていなかったと思い遅ればせながら鑑賞したのだけど、MCUやDCEUなどのアメコミ映画をはじめとしたブロッ>>続きを読む
やはり成田凌は最近の役者の中で頭一つ抜けた存在だと再認識するのにぴったりの一作。
モデル出身であることが自明だけど圧倒的に”見栄えがいい”のに、演じる役柄に合わせてそれを霧消させることができる。
モ>>続きを読む
今敏が描く狂気に打ち震える日本アニメに燦然と輝く一大傑作。
アニメーション映画であることにこれほど必然性を感じさせる作品は類稀であり、それと同時にこれほど非アニメ的な作品も珍しい。
極めてアンビバレ>>続きを読む
新年最初に観る映画としての正解かどうかはさておき、今年もよろしくお願いいたします。
『コナン・ザ・グレード』や『ターミネーター』、『コマンドー』といったヒット作を飛ばしていたアーノルド・シュワルツェ>>続きを読む
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『スナッチ』でタッグを組んできたジェイソン・ステイサムとガイ・リッチーが再び邂逅した話題作を鑑賞。
ガイ・リッチーは『アラジン』や『ジェントルメン>>続きを読む
過去のツイートが物議を醸してMCUを解雇されたジェームズ・ガンがDCEUでやりたい放題やりまくった問題作にしてDCEU史上最高傑作。
過去にデヴィッド・エアーが監督した『スーサイド・スクワッド』も決>>続きを読む
才人エドガー・ライトが作り上げた、歪でポップなロマンティック・ホラー・ミュージカル・ファンタジー。
公開を心待ちにしていたのだけど、期待を超える素晴らしさにノックアウトしてしまった。
エドガー・ラ>>続きを読む
『ブラックパンサー』から如実に多様性を打ち出してきた印象のあるMCUが次に挑んだのはアジア系ヒーローだった。
ブロックバスターコンテンツであるMCUからこうしたアイデンティティを打ち出した映画が登場>>続きを読む