ymdさんの映画レビュー・感想・評価

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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.5

MCUにおける最重要人物となっているドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)の単独2作目。

『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』で扉の開かれた“マルチバース”の概念に大胆に踏み込んだ
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.2

『すばらしき映画音楽たち』とのセット鑑賞推奨の名ドキュメンタリー。

映画というアートフォーム・エンターテインメントの奥深さを堪能できる素晴らしい記録作品になっている。

同時に映画館でこれを観れなか
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攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争(2021年製作の映画)

3.9

ネットフリックス限定公開だったアニメシリーズ全12話を劇場公開用にエディット。

次シーズンありきの内容なので今作単体での評価としては難しいけれど、総集編としての機能性は担保されている。

2時間足ら
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.4

前作まではボンドの新人スパイとしての活躍を描いていたけれど、本作は一気に彼のキャリア後半の時代を舞台に設定されているのにまずは驚いた。

その大きなシフトチェンジにより、若く向こう見ずな態度で任務を遂
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.2

『カジノ・ロワイヤル』からシームレスに続く続編。

基本的には前作路線を踏襲しているものの、監督が変わったことによるシフトチェンジもはっきり見て取れる。
前作はアクションとサスペンスフルな心理戦が巧い
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.2

007シリーズ初挑戦はダニエル・クレイグ版から。

勝手にシリアスでストイックな空気を纏ったシリーズだと思い込んでいたけど、案外ユーモラスでポップなノリに少しだけ困惑しつつも、スパイモノならではの重厚
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.7

トーキング・ヘッズのフロントマンとしても名高いデヴィッド・バーンによるブロードウェイショーをあのスパイク・リーが映画化した本作。

単なるライブ映像でもミュージカルでもない、不思議な映像作品ではあるけ
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

1.0

福田雄一とはとことん合わないことが明確になった本作。

個人的には邦画で一番苦手なタイプのコメディ映画。
オフビートというほどテクニカルなものでもなく、クソ映画として愛でるには金がかかりすぎている。
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.7

極彩色の強烈なサイケデリアにヤラれるハードコア・ポストヒューマンドラマ。

他に類を見ない圧倒的なオリジナリティを宿した2022年随一の怪作だと確信した。
好き嫌いがはっきり分かれる作品であるけれど、
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.1

これほどスクラップアンドビルドが繰り返されるコンテンツも珍しいけれど、この新生バットマンはこれまでのシリーズとはまた違った表情を見せつつも、DCコミック本来の持つ重厚なダークさに最も接近した作品かもし>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

試写会にて鑑賞。

ジェフ・ミルズはパーソナルな経験や環境を色濃く反映させた人間ドラマを撮り続けてきた監督だけど、ホアキン・フェニックスを主演に迎えた本作でそのキャリアの円熟にさらに磨きをかけた印象を
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.5

数奇な運命に翻弄された2人の人間を描いた、生の歓びを謳う名作ファンタジー。

奇抜なプロットだけど、根底に成熟した人間ドラマが紡がれており、まるで本作に登場する調度品のように丁寧に作られた美しさに引き
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.4

そういえば1と2だけしか観ていなかったなと思い問題作とされる本作を漸く鑑賞。

デヴィッド・フィンチャー初監督作品であり、彼自身も本作をなかったことにしたいほど嫌っているそうだけどボロクソ叩かれるほど
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.0

前作が『ミニオンズ』シリーズと双璧を成すイルミネーションの代表作となったヒット作の続編。

『ミニオンズ』が子ども向けのスラップスティック風コメディなのに対して本シリーズはややビターテイストで大人でも
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.9

トランプ政権下にあったアメリカで公開されたらそりゃ荒れるよな、ってぐらい過激で恐れ知らずの態度に痺れる。

非常にシニカルかつラディカルな問題作である一方で、ブラムハウスらしいバイオレンスポップなノリ
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

4.3

グラフィックノベルを原作としたNetflix独占配信映画。
いわゆるスーパーヒーローモノに分類されるタイプの映画なのだけど、その範疇を超越した骨太で洗練された素晴らしいアクション映画になっている。
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.4

クロエ・ジャオとMCUという一見水と油の関係に思えた両者の個性が意外なほど有機的に結び合っていると感じた衝撃作。

物語そのものが面白いかどうかはさておき、このような風変りな映画がMCUから生まれたと
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.9

日本でドラマ化したことで話題にもなった韓国アクション映画。

警察学校に入学した凸凹バディが凶悪犯罪を止めるために奔走する姿を描いた、疾走感溢れる快作だ。

バディモノ(ブロマンスでもある)としての魅
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初恋(2020年製作の映画)

4.1

最高にサイコな闇鍋フルスロットル映画!

近年じゃ駄作・珍作が目立ってしまっていた三池崇史の面目躍如。
彼はやはりバイオレンスなヤクザ映画を撮らせたらピカイチだ。

とはいえ本作はいわゆるスタンダード
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

2.9

前作と地続きの物語だけど、前作には申し訳程度にあったスプラッターホラー風味は完全に霧消し、よりコメディに傾いた本作。

シリーズのテーマであるタイムループという設定をより拡張・複雑化させており、ホラー
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.3

監督のクリストファー・ランドンの過去作である『ゾンビーワールドへようこそ』がいまいち乗り切れなかったので、今作もあまり期待していなかったのだけど。

相変わらずコメディとしてもホラーとしても中庸な感は
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.4

一般的なエンタメ映画とは一線を画した重厚な佇まいに震える傑作クライムサスペンス。

安易にカタルシスを求めず、鬱々とした雰囲気が充満しているのだけど、それは極めてセンシティブなテーマに対して、非常に真
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シドニアの騎士 あいつむぐほし(2021年製作の映画)

4.2

弐瓶勉による長大SFコミックの映像化作品としての最終作。

前劇場版はテレビアニメシリーズ1期の総集編だったのに対し、本作はこれまでのテレビシリーズの正統な続編となっており、見事な完結を迎えている。
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.8

韓国発のバイオレンスアクション映画。

監督のチョン・ビョンギルはアクションスクール出身だそうで、そのキャリアの特徴が極端なほどに表れた、アクションに振り切った作品に仕上がっている。

冒頭7分は『ハ
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.0

いまなお数多くの映画でオマージュが繰り返される80年代青春映画の金字塔。

ぼくが初めて今作を観たのは大人になってからだったけれど、それでも胸にグサグサと突き刺さるような感覚を催してしまった。

優れ
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.6

警察とギャングとシリアルキラーが三つ巴の死闘を繰り広げるサスペンススリラー。

韓国ノワールらしい沈鬱でジメっとした空気感が終始充満していてなかなか見応えがあります。

いまや世界的な映画スターである
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ラスト・アクション・ヒーロー(1993年製作の映画)

4.5

愛すべきボンクラ映画。
批評家たちは振り向きもしないけど、私的大傑作である。

設定ありきで大味な映画なのには違いないけれど、そんな欠点を飛び越えてしまうほどの夢とロマンが筋肉いっぱいに詰まっている!
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

MCUとしてでなく、マーベル映画としての集大成的な壮大なファンムービー。

まだネタバレを避けなければならないタイミングなので内容について触れることはできないけれど、これまでスパイダーマンをはじめとし
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.3

アカデミー賞作品賞・主演女優賞を始めたとして、名だたる映画賞を総なめした話題作。

そういえば観ていなかったと思い遅ればせながら鑑賞したのだけど、MCUやDCEUなどのアメコミ映画をはじめとしたブロッ
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.7

やはり成田凌は最近の役者の中で頭一つ抜けた存在だと再認識するのにぴったりの一作。

モデル出身であることが自明だけど圧倒的に”見栄えがいい”のに、演じる役柄に合わせてそれを霧消させることができる。
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.8

今敏が描く狂気に打ち震える日本アニメに燦然と輝く一大傑作。

アニメーション映画であることにこれほど必然性を感じさせる作品は類稀であり、それと同時にこれほど非アニメ的な作品も珍しい。
極めてアンビバレ
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プレデター(1987年製作の映画)

3.9

新年最初に観る映画としての正解かどうかはさておき、今年もよろしくお願いいたします。

『コナン・ザ・グレード』や『ターミネーター』、『コマンドー』といったヒット作を飛ばしていたアーノルド・シュワルツェ
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.5

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『スナッチ』でタッグを組んできたジェイソン・ステイサムとガイ・リッチーが再び邂逅した話題作を鑑賞。

ガイ・リッチーは『アラジン』や『ジェントルメン
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.7

過去のツイートが物議を醸してMCUを解雇されたジェームズ・ガンがDCEUでやりたい放題やりまくった問題作にしてDCEU史上最高傑作。

過去にデヴィッド・エアーが監督した『スーサイド・スクワッド』も決
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.9

才人エドガー・ライトが作り上げた、歪でポップなロマンティック・ホラー・ミュージカル・ファンタジー。

公開を心待ちにしていたのだけど、期待を超える素晴らしさにノックアウトしてしまった。

エドガー・ラ
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.4

『ブラックパンサー』から如実に多様性を打ち出してきた印象のあるMCUが次に挑んだのはアジア系ヒーローだった。

ブロックバスターコンテンツであるMCUからこうしたアイデンティティを打ち出した映画が登場
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