おさつ

ウエスト・サイド物語のおさつのレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
2.5
スピルバーグ版を見る前に復習。

冒頭の指を鳴らしながらのダンスは、これぞ代名詞!ってかんじでワクワクする。

定点で引きのアングルや、柵越しに人をうつしたりなんかの平面的な小道具の使い方が演劇っぽい。
開演とインターバルでの幕引きのような演出もあって、LIVEでミュージカル鑑賞しているような臨場感がたのしめた。

不良があえてバレエ?ジャズ?ダンスっぽいのが今見ても新鮮な感じがする。


展開に関しては、
少し飛躍してるところ(そんなすぐに愛してる言いまくる?やお兄さんもう吹っ切れたん?)があったけど、
これは元ネタのロミジュリがそうだから仕方ないのかな。

ロミジュリは西欧だとかぐや姫的定番古典だろうし、映画公開時はスラムでの白人系とプエルトリコ系の対立は身近だったのかも。
欧米の人の感想聞いてみたいな〜

行動も短絡的というか、幼いなぁと思うとこがあるけど、元ネタだと中1と中3だもんね、、😂
ドクのお叱りは良かった。もっと大人がんばって、、

ラストのマリアの演技は鬼気迫っていて惹きつけられた。

けど、一番共感したのはアニータ。
乱暴のシーン、本当に驚いた…痛ましい。
ジェンダーレスの娘が認められたまでは良い展開だったのに、アニータへの乱暴を強く止めないで混乱している様は名誉男性じゃないか、と思ったり。
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