このレビューはネタバレを含みます
この映画を観て何を学ぶか。
何かにつけて批判する事が当たり前のここ数年のカルチャー。
誰もが辛口批評家になっているSNS。
ちょっとした言葉、普通に同情できるツイートに対しても
バズれば必ず「いや、それはあなたが悪い」と正論ぶって反論するフォロー外の人々。
有名人の誰かが間違えをおかしたら、
群衆は裁判官となり、
容赦ゼロで叩きのめすキャンセルカルチャー。
発言できることは素晴らしいことなのに、
ネガティヴな方向に使いたがる人が多いのは
それだけ他人を否定して優越感に浸らないといられないほど辛い思いをしているからなのかもしれない。
シェフに殺された人たち。確かに悪い人たちかもしれない。もっと悪い人もいるだろうから、この人たちでなければいけない訳ではないだろう。
シェフが欲しかったのは作る喜びを味合わせてくれるお客さん。メンタルヘルスやられる前にもっと自分の幸せを感じられる原点へ戻れたら良かった。
Moral of the story:
ストレスは溜め込まない。
批評家にならない。
寛容になる。
ボートの基本的な操縦方法を知っておく。