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THE WITCH/魔女 —増殖—のAyaxのレビュー・感想・評価

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)
3.4
みんな大好き「The Witch/魔女」の続編。
前作の続きから始まるのではなく、別の女の子(また新人女優)が主人公。
その子がどことなく一作目の主人公のキム・ダミちゃんっぽさがあるんだけど、一作目と話の筋が似てることもあり、どうしても比較してしまう。魔女のキム・ダミちゃんの魅力は尋常じゃなかったので、残念ながら少し見劣り。
今作では、上海ラボという所から来た能力者のチームに青年がいて、その人もちょっと一作目のチェ・ウシクっぽい(一作目は「その年、私たちは」の二人が共演してたのだ)。なので、全体的に二番煎じ感が否めない。
アクションが一作目よりマンガっぽさが増してる感じがして、ドラゴンボールとかそういうマンガの雰囲気。あまり私の好みではなかった。クライマックスは、主人公不在でこの人たち誰って状態のアクションシーンが結構長くて、やっと主人公が出てきてもそんなに盛り上がらず。監督は同じなんだけどね。
公式サイトに出てるから書いてしまうけど、一作目の方が良いなと思いながら観てたら、最後の最後にキム・ダミ先輩が登場したのでうれしかった。
あとウ・ヨンウのパク・ウンビンがずっと出てたのに髪型が全然違うから気付かなかった。以前たまたま観ちゃってつまらなくて逆に忘れられない韓国ドラマ「ロマンスは別冊付録」のイ・ジョンソクも登場(私の中では彼の代表作は別冊付録)。意外と豪華キャストだった。
また続編ある感じで終わった。一作目も続編ありきなラストで、続編の予定が全く立たず時が流れてやっと制作&公開されたので(4年もかかった)、次があるのか、本当に作られるのか不明。三部作なのかもっと続くシリーズなのかもよくわからない。続編があるとしたら、今作で魔女二人が合流したので、共闘は見たい。やるならよろしく頼むという感じ。ものすごい童顔だから大丈夫そうだけど、キム・ダミちゃんが老けるのが心配だ。
韓国のバイオレンスアクション映画を久々に観た気がして、血の量とか音がやっぱり豪快だなと思った。
海の側に建てられたペク総括の家がものすごい豪邸(「アイアンマン」のトニー・スタークの自宅みたい)で、どこにあるのか調べてみたら、全編チェジュ島ロケなので、ここもチェジュ島らしい。そして、設計は安藤忠雄。普段はレストランとして使われているみたい。チェジュ島はまだ行ったことがない。
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