mayumayu

GOのmayumayuのレビュー・感想・評価

GO(2001年製作の映画)
4.5
国境線なんて、俺が消してやるよ!

再鑑賞のつもりだったけれど、どうも違ったみたいです。
原作はかなり私にとっては大切な本で、
原作を初めて手に取った時期に丁度映画が公開されて、
窪塚洋介と、柴崎コウで脳内に焼き付けていたみたい。
私の中では最初からこの二人が主役だった。

日本で生まれて、日本で育ったけれど「在日」と呼ばれるクルパー、高校生。
ある日、恋に落ちる。日本人の女の子、桜井と。

桜井とのちょっと変わったデート。
親友ジョンイルが勧めてくれた本や音楽。(私も結構影響を受けた。)
元ボクサーの父は、「広い世界を見ろ」と。人間くさい、ちょっと情け無い部分も含めて味のある「オヤジ」。山崎務。
お母さんは大竹しのぶ。これがまたいい。

国境も、国籍も、そんなの跳び蹴りして走って行きそうなクルパー。
窪塚洋介は、こういうちょっと尖った若者役が本当にはまる人だ。

メインの役者さんだけでなく、
おまわりさんとか、タクシー運転手とか、
味のある俳優さんだらけ。
みんな若い。15年以上前の映画だものね。

いい映画だった。
原作もまた読んでしまいそうだ。
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