バーバリアン=野蛮人、未開人
…なるほど。
デトロイトの廃れた地域にある宿泊先でダブルブッキングとなった男女が出会い、不気味な地下室を発見する所から始まる本作。
ビル・スカルスガルドの微妙な信用できなさが光る、じっとりとした緊迫感溢れる序盤がかなりスリリング。
中盤からは約100分とは思えない忙しなさになるが、「Aにする→Bでした」という細かな展開が多く気持ち的には置いていかれ気味になってしまった。
問題の地下室も閉所・暗所具合が舞台として魅力的だが、設定としては雑さが気になるところ。
TPSのようなカメラワークや、定点から時間だけが飛ぶ演出は雰囲気にあっていて良かった。
"そうするしかない" 終わり方が物悲しい。
測量シーンの呑気さは笑った。