このレビューはネタバレを含みます
今度の舞台は、前作で解き放たれた恐竜との共存を目指す "世界"!
『ジュラシック・パーク』シリーズからアラン・グラントらが参戦し、新旧キャラクターの共演好きには歓喜の内容となっていた。
新旧キャラクターの話の軸が「内」と「外」両方から進み、クローンであるメイジー・ロックウッドを中心に合流する構成が華麗。
ただ全体的なお話はこれまでのシリーズとあまり代わり映えはせず、毎回新しい施設ができては壊滅するなぁ…くらいの印象にどうしても落ち着いてしまうのが辛いところ。
(バイオシン社側近のラムジーに全てが懸かり過ぎている脚本のガバさは内緒)
シーンごとで言うと、街中でのアトロキラプトルとのチェイスや、凍った湖での羽毛がかわいいピロラプトルの襲撃、長い爪のテリジノサウルスなどは新鮮味があって好みだった。
ヴェロキラプトルのブルーの活躍は今回お休みだが、主人公オーウェンとの信頼関係はしっかり描かれている。