毎週本当にいろいろなことが起こる島でコトー先生はいつも大変でした。
でもドラマではひとつひとつ、もしくは1話に2個くらいの事柄が起こって解決したり、救えない命があったりと辛さの中にも感動があったり、島のおっちゃんたちの悪態つきつつも可愛らしさのあるところや島の住人の個性的なところを丁寧に描き、コトー先生と過ごす島の日々にどっぷりとつかれました。
しかし、16年ぶりのカムバックで私の期待が高すぎたのか、また、スタッフの意気込みがありすぎたのか、映画に詰め込むには無茶すぎる量感の事柄が起こりすぎて、ラストでは何だかどうなったのかよくわからない感じからの、、、うまくまとめましたという映像で終焉。
ドラマを見ていない人は楽しめないかもしれないし、ドラマを見ていた人はコトー先生をはじめ豪華すぎるメンバーにまた会え、感動と涙を期待しすぎてややぽかーんとなってしまうのではないかと勝手ながら思いました。
ちなみに母と見ていたのですが、何だかよくわからなかったねとやはり言ってました。
どうやって治ったの？、、、何が起こったの？、、、と。
もう少し削れる事柄があったのではないか？
尺的に２時間以上あるので欲張らなければもっと良くなったであろうラストにやや残念さが残りました。
北の国を彷彿とさせる悲惨な状況の積み重ねで救いがなかったらどうしようという展開に重苦しさが、、、。
意外な人が意外な人と、、、という展開やあの人がこんなことにという後日談が知れたのはよかったです。
実際に16年の歳月がきちんと経っているのでみんなそれぞれある意味、味が増していました。スマホの中のみの出演の人もいるけれど、それでもよくこのメンバーを集められたと、きっと出演者もこの作品への愛が深いのだと感じられました。
