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コンペティションのfunのネタバレレビュー・内容・結末

コンペティション(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

大富豪が自分の名声を後世に残したい!!という希望でなんとなく案を出した、自分の名前のついた橋を架けたい!素晴らしい映画を作ってみたい(資金だけ出して)というわがままから物語は始まります。

映画監督は美しのペネロペ
主演俳優はバンデラスとマルティネスのダブルキャスト。
映画の大部分はシナリオのリハーサルと読み合わせのみ、シュチュエーションを想像させるためにペネロペがえ?っという手法を用いますが、セリフ合戦と妙な間の取り方などが多いので飽きちゃう人も多いかもしれません。
私も少し中弛みしてしまってあるまじきですが1.5倍で見てしまいました。
そのおかげでサクサクと進んで寝落ちすることなく最後まで見れました。

緊張感を出すために何トンもする岩を吊り下げた下で本読みとか、音が重要なの!と
キスシーンのリハーサルを180°マイクで囲んでデープキスの荒らしとか。
受賞のトロフィーがあんな目に遭うとは!
2人は1つ!とラップで巻き巻きされたり!
兄弟の分裂を描くために小技から大掛かりなしかけまであの手この手で駆使してリハーサル。
???な演出が盛りだくさんです。

ラストの落ち(落ちが二重に)からの一人二役は、まぁ映画の設定上、その方がむしろ腑に落ちるかも?と思ってしまいましたが、その後やっぱりの大落ちが。
映画は永遠に続くと大写しにアップになったペネロペの美しいことと言ったら。

どちらかと言うとペネロペを満喫する映画かもしれません。
美しくセクシーさもあり、かっこいいペネロペがたくさん見れます。
バンデラスが首元に吸い付いちゃうのもわかります。
最後の方の暗い空間での最終リハーサルは舞台劇を見ているような短いながら見応えがあり、セットもないのに、なんだか風景が浮かぶような。ラースのドグウィルの舞台設定みたいな感じ。

富豪の希望は叶い、映画は大ヒットして橋も架けれたようで、いろいろなモヤモヤはない納得の終わりでした。

あれ?膵臓癌は?
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