FansVoiceさんのオンライン試写会にて鑑賞しました。
亡き女性を介して知り合った2人の、喪失を辿る物語。
絹のように柔らかくて繊細。
透明度が高い画づくりで、心情を丁寧に綴っていく豊かな作品でした。
劇中には一切登場しないのに、圧倒的な存在感を残していく“彼女”が清々しいです。
『桐島、部活やめるってよ』を思い出しますね。
名前がつかない関係から生まれる共感が心地良かった。他人だから語れることが、そこには確かに存在していました。
ブルーベースの色味が全編通してすごく綺麗でした。ただせっかく良いロケーションで撮影できているのに、ところどころ色味が破綻して合成感が出ているのが気になる。
曇り空だから仕方ないんでしょうが、輝度大事だな〜。自戒も込めて。