しょうやん

THE KILLER/暗殺者のしょうやんのレビュー・感想・評価

THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)
4.0
「剣客」で映画監督デビューしたチェ・ジフン監督とチャン・ヒョクの再タッグアクションスリラー映画。
原作はウェブ小説「The kid Deserves to Die」
斧、ナイフ、拳銃、狙撃銃を使いこなし、ボクシングにジークンドーの体術もキレキレ、高所からのロープアクションまで、見所満載だった。
出演者もなかなか豪華で、主演はチャン・ヒョク(元凄腕暗殺者ウィガン)、ウィガンに助けられる女子高生ユンジにはガールズグループ公園少女のイ・リヨンが初映画出演、人身売買組織の用心棒ユーリには香港やハリウッドで活躍アクション俳優ブルース・カーン、ボスにドラマ「ボイス」のチェ・ギソプ、悪徳イ刑事には、名バイプレイヤーのイ・スンジュン、「ヴィンチェンツオ」の弁護士役のシン・スンファンも悪役で出てくる。
そこへ、チャン・ヒョクの友人のチャ・テヒョンやソン・ヒョンジュまでウィガン側の人でカメオ出演しているのだから出演者を見てるだけでも楽しい。チャ・テヒョンは眉をちょっと剃っていて、最初誰だかわからないが、面白い役だ。
まぁ~撃つわ撃つわ、殺しに殺し、モブシーンも見所たっぷりで、先日までチャン・ヒョク主催のスタントチーム対抗のバラエティー番組があったが、Kアクションの熱さを感じるシーン満載だった。
ストーリーは、「アジョシ」「レオン」「ジョン・ウィック」のいい所取りな、よくある内容だが、ユンジを狙うのは誰で何故なのかの謎と、お気楽にユンジママとバカンスに行っちゃうウィガン妻、暗殺のトラウマとが、ラスト、みごと伏線回収していて、ほっこりできた…
エンドロールでのアクションNGシーンは、ジャッキー・チェンの映画を思わせて楽しいが、アクション失敗はやはりめっちゃ痛そう。
パンフレットを作っていないそうで、すごく残念。
しょうやん

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