ヒロインに魅力があるが、話には推進力がない。「どうしたらこの状況を逃れられるのか」という根本的な問題を解決しようとしないためだ。
作り手は人を食べるという衝撃に頼りすぎてる。そのあとの展開に工夫が足りない。
また「同族は食べない」を自主規制ルールにしたことで、ヒロインたちのラブシーンを見てる際に「恋人同士で食べたいと思わんのかな？」というノイズが入ってしまう。案の定、ラストはあれだし。
生理的に無理という設定にして、ラストはそれでもなお愛の力で食う、みたいな展開のほうがよかったはず。
またタイトルの元になった「骨ごと食べたら変わる」みたいな件はどうなったんだろう？
いろいろと未消化だなという印象。
