イベリー子豚

ファミリアのイベリー子豚のレビュー・感想・評価

ファミリア(2023年製作の映画)
3.7
「10ヵ国目は【NO BORDER】カップヌードル(
カップヌードルは出てこない)な邦画」
「前日に『メイドインジャパン!』を観ていた為、
エリカ役の【ファジレちゃんが心配】」
「このキャリアでまだ無茶をする【広司】と」
「ややふっくらした田舎育ちの好青年な【カニ俳優】と」
「超・役柄限定【ゲラヘェ~ッ!!】アーティストと」
「激シブ【浩市】とワインかち割り【五郎】と」
「【豊田】と【ブラジル】と【ナイジェリア】」
「重ため(内容)、弱め(暴力)、粗め(リアリティ)」
「ハッピーエンド風デッドエンド」




うーん……コレは……。

もっと
「【是枝】っぽい・『万引き家族』」みたいな
映画だとばかり……。


どっちかと言うと
【DASH村(島)】の【釜づくり】【陶芸】編って感じ。


そこに
「地方都市の闇」「反社ノワール」×「在日」を
掛け合わせたら、要素が溶け込まないで
ダマになって浮かんでいる……みたいな。


さらに「ナイジェリア」まで
クロスオーバーの幅を広げてるから
リアルな描写とステレオタイプな固いイメージまで
混在していて、なんだかモヤモヤ。


ここで
「シャブ」は……流石に盛り過ぎですよね。


TOYOTA市が舞台で
期間工、ブラジル人労働者が多いのは間違いないとして「ノー方言」なのも……。

山合いの町なら
「香嵐渓」ぐらい出しても良かったのに。


MIYAVIさんも器用の意味がよく分からない。
『ヘルドッグス』のカリスマ性も
アクションのキレも薄まってます。
(蹴りと打撃が寸止めっぽすぎ……)



「マイノリティ」「センシティブ」「国籍」は
年末から『ある男』『ケイコ』『そばかす』で
濃いめの一撃、もらっちゃってるからね。


それでも
俳優陣の熱量は凄いんですけど……。



以上のことから
「キャスト」ではなく
「監督」「脚本家」の好みで鑑賞を選択した方が
良いかもしれません。




※ナイジェリアではなくアルジェリアでした。
戒めの為に修正はいたしません。