イベリー子豚

フィリピンパブ嬢の社会学のイベリー子豚のレビュー・感想・評価

フィリピンパブ嬢の社会学(2023年製作の映画)
3.7
「『セールス・ガールの考現学』の
従姉妹映画……じゃないのよねぇ、やっぱり」




「キャスト(夜の女の子)と客の純愛」が
メインと思いきや、「ラブコメ」は薄味で
「社会学にフォーカス」した不思議な映画。


『女子大小路の名探偵』に続き
「名古屋在住の35歳以上の一般男性」にとって
きっても切り離せない
「中区栄4丁目エリア」が舞台です。
(本作は春日井だけど、撮影はこっち)



主人公が
「楽観的で基本は真面目」以外、一切、
「惚れてまうやろポイント」が見当たらない、とか
伏線っぽいミニイベントが
ことごとく空振りの肩透かしだったり……。


正直、作品としてのクオリティは
「日曜午後の地方局制作ドラマ」まんまだけど
「フィリピン」をここまで
深く追い求めた邦画って
『愛しのアイリーン』以来なのでは。


というワケで
しがない「パルパロ」のイベ子としては
ここは応援せざるを得ませんね。