『戦場のアリア』などのクリスチャン・カリオンが監督・脚本を手掛け、タクシー運転手と92歳のマダムとのパリ横断旅を描いたヒューマンドラマ。
金欠で免停寸前のタクシー運転手シャルル（ダニー・ブーン）。ある日彼は、92歳の女性マドレーヌ（リーヌ・ルノー）をパリの反対側まで送ることに。彼女は、シャルルに次々と寄り道を依頼するが、寄り道をするたびに、彼女の数奇な運命が解き明かされていく。
ダニー・ブーンがフランスを代表するコメディアンであることも、リーヌ・ルノーが有名なシャンソン歌手であることも知らなかったが、二人の演技がとても心に沁みる王道の感動作。
エッフェル塔、シャンゼリゼ通り、ノートルダム寺院、凱旋門など、たった一日だが、パリの情景がとても美しい。
