ズーン…ってなりました。…笑
何だか今日は気力もないので、思うがままに。
とりあえず新聞(マスメディア)が未解決の事件を恐らく朝鮮人の仕業だろうみたいな訳のわからない印象操作をしていて、日本は朝鮮人憎しの傾向。
そこに来て関東大震災。朝鮮人が地震に乗じて悪事を働きまくっているという何の根拠もない噂が流布され、朝鮮人や朝鮮人を擁護する者達が続々と拘束されたり殺されたり…のショッキングすぎる展開。
でもそれは終盤の話であって、序盤中盤は震災前の福田村内の人間関係に終始する。
ある意味では日常部分は退屈ではあるかもね。
でも大正時代だから色々と価値観も荒いし、ああ、こんな感じだったのかと時代を感じる。しかも貧乏な農村の村だしね。色々と酷いよ。
でもこの頃でも価値観の段階というかどの要素においてもそれぞれ細かく違っているので、人間ドラマとしては現代と何も変わらない。
たまたま穢多非人と呼ばれる人達が行商人として福田村に来ていたのもあって、同じ差別対象である朝鮮人と穢多非人の比較も複雑。
群像劇、だな普通に。
震災が起こるとこの村も例外なく朝鮮人探しが始まる。
まあ、ここから先は、語るまい…
特筆すべき衝撃的な事件なので調べればすぐ出てくるけど。
朝鮮人探しのくだりのそれぞれの登場人物の思いがない混ぜになって複雑な気持ちになったなあ…